実家の思い出を映像で残す新サービス『実家想い出フィルム』のご紹介

家族の記憶を映像で残す新しい提案

近年、高齢化が影響して実家をどうするか悩む家庭が増えています。特に親が高齢で、相続についての問題が現実味を帯びてくると、心の整理がつかないまま、物理的な管理のみがのしかかることもしばしばです。そんな時に助けになるのが、株式会社キャリーライフが提供する新サービス『実家想い出フィルム』です。

『実家想い出フィルム』のコンセプト

参考までに、自身の経験をお話しします。私も2024年に母を急逝し、実家を相続することになりました。思い出の詰まった家を前に、「何をどうすればいいのか」と心が整理できず、ただ日々の責任だけが重くのしかかってきました。このような状況は、多くの家庭が抱える共通の問題です。

『実家想い出フィルム』は、家族の記憶を映像として残す新たな取り組みです。これは、ただの映像記録ではなく、家族が親のことや実家について真剣に話し合うきっかけを提供します。映像には、その家でのさまざまな思い出や、親の健在な時期に得られる温かいエピソードが音や動きとともに収納され、記憶をより立体的に再現することができます。

サービスの特徴

このサービスは、多くの方から見過ごされがちな「感情面の整理」を重視しています。映像を通じて、過去の思い出が蘇ることで、家族の対話が進みます。これが、専門家らによる助言や制度に対する理解を促す第一歩となることを目指しています。

主な特徴は以下の通りです：

- 家そのものを主役にした映像記録: 実家の身高さを記録した柱、悠久の時を経た古い電化製品、生活の空気を映す様子が映像化されます。
- 感情を豊かにする映像編集: 人間の記憶は写真だけではなく、音や動きが伴うことによって生き生きとしたものになります。これを映像で表現し、より深く感情に訴えかけるようにします。
- 親子の対話のきっかけ: 映像を共有することで、家族が日常の中で交わす会話が生まれ、心の整理が進むかもしれません。
- 記録としての意義: 家族の大切な節目や記念日に、映像として記録を残すことで、未来へつながる橋渡しとなります。

価格と手続き

サービスを利用する際の流れは簡単です。まずはWebまたは電話で問い合わせができます。その後、ヒアリングを行い、撮影日を調整。その後、現地での撮影が行われ、約2～3週間後に映像編集が完了します。

基本的な料金は以下のように設定されています：

- 基本撮影A（写真20カット＋USB2個）：88,000円（税込）
- 基本撮影B（動画8分程度＋USB2個）：165,000円（税込）
- Life撮影基本パック：280,500円（税込）
- Carry.M想い出パック：280,500円（税込）

広島県の課題解消に向けて

このサービスは広島県の空き家問題解決にも寄与することを目的としています。地域の高齢者支援団体や行政と連携し、相談の場づくりや情報提供を進めていく方針です。また、オンラインでの撮影相談も行い、遠方にお住まいの方もサポートができる体制を視野に入れています。

特に空き家問題は、対策を行うタイミングが非常に重要です。そのためにも、家の状況を簡易的に診断できる『実家見直しドック』等、様々なツールを提供し、家族が納得できる選択をサポートしていきます。