宮崎大学が進化を遂げる
宮崎大学(宮崎県宮崎市)は、教職員5,000名規模の情報基盤を刷新することを発表しました。この取り組みでは、株式会社ネオジャパンが提供するグループウェア『desknet's NEO』と業務アプリ作成ツール『AppSuite』が採用されることとなり、学内の業務効率化や情報共有の改善が期待されています。本システムは2026年1月から本格稼働する予定です。
背景と目的
これまで宮崎大学では、各部門ごとに異なる情報共有ツールの導入が行われており、結果として一貫性に欠けた運用がされていました。メールやMicrosoft Teams、Google Workspaceなど、様々なツールが使用される中、それぞれのツール間での情報の重複や漏れが発生し、教職員の業務に負担をかけていました。
このため、今回の情報基盤の刷新では、全ての教職員が容易にアクセスできる情報共有プラットフォームを構築することが目指されています。具体的な目的は以下の通りです。
- - 情報の一元化: 学内に分散している情報を一つのプラットフォームに集約し、スムーズな情報共有を実現する。
- - 業務環境の単純化・効率化: 煩雑な情報共有プロセスをシンプルにし、教職員の業務負担を減少させる。
- - 将来的な拡張性: 堅牢な基盤をもとに、さらなる業務アプリの開発が可能となり、今後のデジタルトランスフォーメーション(DX)にも対応する。
期待される効果
新たに導入されるシステムにより、教職員の業務は大きく変わることが期待されています。具体的な効果としては、情報共有の迅速化、業務効率の向上が見込まれ、ペーパーレス化の推進とともに、教職員の満足度向上も図られるでしょう。
宮崎大学情報基盤センターのコメント
宮崎大学の情報基盤センターでは、『desknet's NEO』を中心に、誰でも使いやすい業務環境を構築することを目指しています。これは業務の「バリアフリー化」を実現し、大学全体の業務改革にも繋がる重要なステップと考えています。担当者は「学内に分散していた情報を集約できることが嬉しい」とし、今後の進展に大きな期待を寄せています。
ネオジャパンとアイテップの役割
ネオジャパンは、宮崎大学における新システムの導入支援を全面的に行い、教職員が最適な環境で教育・研究活動に集中できることを目指しています。また、システム導入を手掛けるアイテップ株式会社も、地域に根差したサポートで注目を集めています。
結論
宮崎大学の情報基盤刷新は、教職員全体の作業効率を高める重要な一歩です。大学の「地域から始める」というスローガンに沿い、地域社会との連携を強化しつつ、国際的な視点を持った人材育成の一環となることを期待しています。今後の進展から目が離せません。