『高野連』の新たな視点
2026-07-17 11:40:48

高校野球改革への道はここに!新潮新書『高野連』を深掘り

高校野球改革への道はここに!新潮新書『高野連』を深掘り



高校野球にまつわる数々の問題を取り上げる新潮新書『高野連』が、著者の広尾晃によって命名されたのは無数の議論が交わされる現場において、まさに今、必要とされているからです。7月17日(金)に発売されるこの書籍は、甲子園制度の歴史とその組織である高野連の現在の立ち位置をあざやかに描き出し、改革の方向性を提示しています。

目前に迫る高校野球の課題は多岐にわたります。飛びすぎる金属バットによる影響、ピッチャーの過度な投球、さらには厳しい暑さへの対策、暴力問題の再発、そして試合形式の七回制への見直しといった問題は、全てが「汗と涙と青春のドラマ」として語られる甲子園に深く関わっています。特に高野連は、時折「改革を阻む悪の総本山」として名指しされることが多いですが、本書ではその実情に迫ります。

高野連は全国単位の組織と各都道府県の高野連で構成されており、その関係性は上下関係ではなく対等とのこと。しかし、各県の高野連のトップは教育界の公立高校の校長が多く、高校時代に野球を経験していない者が指導者となりがちです。このような構造は「お飾り」と言える側面が強く、目の前の高校野球の現場において変化のリーダーシップが不足しているという著者の指摘は厳しいものです。加えて、情報化が進む現代においてアップデートできない指導者も少なくないといいます。

それでも、高野連は飛びすぎ金属バット問題や球数制限、暑さ対策に取り組むなど、存在意義を示そうと努力しています。しかし、その一方で「青春の光景」として販売されている甲子園のシステムが今、限界を迎えていることは否めません。著者が特に懸念する点は、高野連がその教育組織としての立場を変えようとする意欲が見られず、高校野球の裾野を広げるための試みが全く行われていないことです。

日本では子どもたちの野球離れが進行していますが、甲子園の人気を活かし、野球の普及と発展に貢献できるチャンスはまだ残っています。"アメリカの大学スポーツもNCAAを通じて規模を拡大し、選手がプロよりも高い収入を得ることもある"


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会社情報

会社名
株式会社新潮社
住所
東京都新宿区矢来町71
電話番号
03-3266-5220

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