株式会社ラボが新研究所を開設し未来のものづくりに挑む

株式会社ラボは、設立35年を迎える神奈川県綾瀬市に本社を置く企業です。同社は国内外を問わず、コーティング製品の開発と生産に取り組んできました。その特筆すべき点は、クライアントの需要や要望に基づいた具体的なアドバイスやサポートが行えることです。

製造過程で発生する難題にも、ラボが誇るミクロの技術力で解決策を見いだし、数多くの実績を重ねてきました。その結果、産業界や大学の研究所から高い評価を受けるようになりました。

今後の展望として、5月に新しい研究所の開設を予定しています。この研究所は、「東名高速綾瀬スマートインターチェンジ（IC）」の近くに位置し、アクセスの良さが期待されています。現在、設備の搬入作業が慌ただしく進められており、正式移転への準備が整いつつあります。

新しい研究棟では、従来通りの製品試作やサンプル、小ロットの受託加工を行い、オンリーワン企業としての地位を確立するためのグローバル展開も視野に入れています。特に、電子部品の製造分野におけるコーティング技術の需要が高まっているため、その応用にも意欲的に取り組んでいく見込みです。

株式会社ラボは1986年の設立以来、産業の研究開発に力を入れてきました。「小ロッドで試したい」や「サンプルを作りたい」といった顧客からの要望に応じて、研究・開発のための設備提供や製品化のサポートを行ってきたことが特長です。

同社のオフィスは、神奈川県綾瀬研究所、長崎県大村研究所、さらにはアメリカのインディアナ州にある合弁会社ミルウィックフィルム社の3か所に展開しており、それぞれの拠点で技術とノウハウを共有しています。コーティング技術だけでなく、塗料の適正化や基材の表面処理に関するコンサルティングも行い、製造業でありながら顧客から信頼される関係を築いています。

新研究所の開設は、株式会社ラボにとって新たなスタートを切る機会です。同社は、次世代の技術革新を支えるための取り組みを進め、さらなる成長を目指しています。これからの株式会社ラボの動向に注目していきたいところです。