ENECHANGEの新たな経営体制に関するお知らせ
ENECHANGE株式会社は、代表取締役CEOの城口洋平が退任することを発表し、2024年7月30日をもって新たな経営体制に移行することが決定しました。これにより、平田政善氏が代表取締役会長に選任され、丸岡智也氏および曽我野達也氏が、それぞれ代表取締役CEOおよびCOOに就任する見通しです。
1. 異動の背景
この異動は、EV充電事業に関して行われた外部調査委員会の調査結果を受けたもので、同委員会により認定された内部統制上の問題や会計監査人とのコミュニケーションにおける瑕疵が指摘されました。特に、城口氏の個人貸付が会計処理に影響を与えたことや、プットオプションに関する説明に重大な誤りがあると報告されています。これらの問題から、城口氏は取締役への就任を辞退する意向を示しました。
2. 新旧代表取締役について
今回の決議により、
`平田政善`氏は取り締役会長として、2024年7月30日から就任し、再発防止策の推進にも責任を持ちます。また、丸岡智也氏は新たに代表取締役CEOに就任し、曽我野達也氏はCOOとして経営を支えることになります。
平田氏は、過去に株式会社東芝で執行役専務CFOを経験し、企業の財務戦略における再建に貢献した実績を持っています。
丸岡氏は、早稲田大学を卒業後、日本政策投資銀行で国内外の投融資業務に携わり、マッキンゼー・アンド・カンパニーでも企業戦略やM&A業務に従事。また、曽我野氏はP&Gでの消費者理解に基づく戦略策定を行ってきた経歴を持つ、電力業界でも活動する専門家です。
3. 新しい経営戦略
ENECHANGEは、脱炭素社会をデジタル技術で推進する「脱炭素テック企業」として、エネルギーの4つの重要な要素—自由化、デジタル化、脱炭素化、分散化—を中心に事業を展開しています。将来的には、これらの要素を強化することで、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。
新たな代表取締役陣のもと、ENECHANGEは再発防止策に取り組みつつ、さらなる成長を目指していく考えです。この異動が同社にとって新たなスタートとなることを期待しています。