東大阪市の共創プロジェクトが『グッドデザイン賞2024』を受賞

東大阪市のHIGASHIOSAKA FACTORiesがグッドデザイン賞を受賞

2024年度のグッドデザイン賞に、東大阪市の共創プロジェクト「HIGASHIOSAKA FACTORies」が輝きました。このプロジェクトは、地域の企業とデザイナーが協力し、持続可能な製品創出に取り組むことで、東大阪市のブランド価値向上を目指しています。

東大阪市のモノづくり文化

東大阪市は日本でも有数のモノづくりのまちとして知られています。全国で1位の事業所密度を誇るこの地域では、多様な技術が受け継がれ、企業が国内外の産業に貢献しています。そんな中、「HIGASHIOSAKA FACTORies」は、企業とデザイナーの協業によるデザインプロジェクトを基盤にした共創プロジェクトで、東大阪市が推進しています。

この取り組みにより、地域の強みを生かしたブランドや製品が生まれ、市民や企業のシビックプライドを醸成することにも資しています。デザインによる地域振興は、特に若い世代にとっての職業意識や地域理解を促進する重要な部分となっています。

多彩な取り組み

プロジェクトには、以下のような企業とデザイナーの協力が含まれています。

- 大原電線株式会社 × 鈴木元（GEN SUZUKI STUDIO）
- 共和鋼業株式会社 × 倉本仁（JIN KURAMOTO STUDIO）
- 株式会社仁張工作所 × 北川大輔（DESIGN FOR INDUSTRY INC.）

これらの協力により、持続可能で高付加価値な製品が生まれつつあり、地域ブランドの創出が進められています。

グッドデザイン賞の評価

グッドデザイン賞の審査員からは、「地域の企業とデザイナーが共に協力しながら貴重な地域ブランドを創出する取り組みが評価された」というコメントが寄せられました。さらに、このプロジェクトが地域の若者に対し、地域特性の理解や職業意識を育むと共に、地域の未来を支える取り組みとしても評価されています。

グッドデザイン賞の受賞を機に、これからも東大阪市のブランドイメージが一層向上し、地域振興が発展することが期待されています。

受賞の影響と今後の展望

HIGASHIOSAKA FACTORiesのプロジェクトは、地域の持続可能な開発に寄与するだけでなく、参加している企業にとっても新たなビジネス機会を生む良い機会となります。また、この受賞を機に、デザイン思考を活用した新たなプロジェクトや地域の取り組みがさらに増えていくことが見込まれます。

今回はHIGASHIOSAKA FACTORiesのデザインプロジェクトの他にも、関連製品ブランド「BAGSBAG」がグッドデザイン賞を受賞しました。プロジェクト全体が地域に光をもたらし、未来に向けた大きな一歩を踏み出しています。