松杭引き抜き革新技術
2025-06-13 10:44:17

住吉運輸が特許取得!松杭引き抜き工事の革新技術

住吉運輸株式会社(本社:山口県下関市)は、特許取得により松杭引き抜き工事の新たな効率化技術を発表しました。この技術は、特に老朽化した建物の解体後に行う杭抜き作業の安全性と効率性を高めることを目的としています。今回発表された特許は、有限会社マンダイクレーン(本社:岡山県岡山市)との共同開発の結果生まれたもので、特許番号は第7687645号です。

特許取得の背景と目的


建物の老朽化が進む現在、多くの建物が解体・建て替えられる中で、特に松杭と呼ばれる木材が引き抜かれる際の課題が浮上してきました。松杭はコンクリート杭が主流になる前の時代によく用いられており、長い年月を経て腐食や虫害の影響を受けて脆弱化しています。このため、杭を引き抜く際には杭の頭部を一点で把持せざるを得ず、強い力が加わることで破損するリスクが高まっていました。

この問題を解決するため、住吉運輸は杭の引き抜き方式を見直し、より広範囲に力をかけることができる新たな装置を開発しました。この装置の特許取得は、今後の工程短縮やコスト削減のみならず、作業員や周囲の安全を確保する上でも重要な意義を持ちます。

特許の概要


特許の肝となるのは、従来の杭把持装置に新たに製作した杭抜き補助具を取り付けることで、杭の頭部の破損を防ぎつつ、安全に杭を引き抜くことが可能になる点です。この装置は、以下のような特徴を持っています:

  • - 構造の革新
補助具はバイブロハンマ機材に直接溶接され、既存の機構との互換性があります。杭の把持部材と受部材が連携し、杭をしっかりと固定できます。また、腐食が激しい杭の頭部ではなく、より広い面積を把持することができる仕組みになっています。

  • - 効率性と安全性の向上
杭の破損を防がれることによって、施工のやり直しが不要となり、工期の短縮が実現します。また、杭を吊り上げる際に発生する落下のリスクも軽減されることで、作業員や周囲環境への衝突のリスクが低下します。

住吉運輸とマンダイクレーンの企業情報


住吉運輸株式会社は、特殊基礎工事業や土木工事業に加え、産業廃棄物処理や一般区域貨物自動車運送業を手掛ける企業です。特に安全性を重視した街づくりを通じて、人々の暮らしを豊かにすることに貢献しています。公式サイトはこちらです。

一方、有限会社マンダイクレーンは基礎工事業を中心に多角的な事業展開を行っており、同じく安全で効率的な施工を追求しています。詳細はこちらで確認できます。

この新技術が実用化されることで、ますます効率的かつ安全な杭抜き工事が進むことを期待します。今後の業界の動向にも注目が集まります。


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会社情報

会社名
住吉運輸株式会社
住所
山口県下関市長府扇町1番23号
電話番号
083-248-0331

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