日本メナード化粧品、霊芝胞子油の驚くべき効果を明らかに

名古屋に本社を置く日本メナード化粧品株式会社が注目すべき研究結果を発表しました。研究により、霊芝の胞子を用いて抽出した油、すなわち霊芝胞子油には、赤血球を生成する能力を持つ造血幹細胞の数を増加させる効果があることが分かったのです。さらに、霊芝胞子油を古くから利用されている生薬・ケイヒ、高麗人参の抽出物と組み合わせることで、造血幹細胞から赤血球の生成をより一層促進できることが明らかになりました。

研究の背景

メナード化粧品は加齢に伴う疲労と血液の状態に関連性があることを示す研究を続けてきました。その結果、機能が低下した赤血球が増加すると体が疲れやすくなることが判明。特には炎症性タンパク質「IL-1α」によって、造血幹細胞から新しい赤血球が生まれにくくなることが影響していることが分かりました。

この根本的な疲労の原因を理解し、赤血球の生産を増加させるために、メナードでは霊芝などの生薬の研究を進めてきたのです。霊芝胞子油のもたらす効果の発見は、その努力の成果と言えるでしょう。

霊芝胞子油の効果

霊芝は古来より健康を維持するための重要な生薬として知られています。メナードの研究によって、その胞子から抽出した油が造血幹細胞を増やし、新しい赤血球の生成を助けることが明らかになったのです。この発見は、疲労改善という観点からも大変注目されています。

生薬の組み合わせ

霊芝胞子油に加え、高麗人参の抽出物がIL-1αの分泌を抑制し、ケイヒは造血幹細胞から赤血球への分化を促すことが確認されました。この三つの生薬の相乗効果により、体内の造血系がより活性化されることが期待されています。

実証された疲労改善

実際にメナードは、これらの生薬抽出物を含む飲料を健康な被験者に3か月間摂取してもらい、その結果を分析しました。飲用後、IL-1αの分泌が減少し、機能低下した赤血球の割合もコントロールされ、参加者の疲労感が改善されたことが示されました。

未来への展望

メナードは引き続き、この研究の成果をもとに有効成分の特定を行い、根本的な疲労改善に向けた新しい製品の開発を進めていく予定です。2024年には、千葉で開催された第41回和漢医薬学会学術集会において、今回の研究成果が正式に発表され、多くの関心を集めました。日本メナード化粧品の研究は、ただの美容に留まらず、健康維持の新しいアプローチとして、多くの人々に希望をもたらすことが期待されています。