ウパダシチニブの承認申請
2026-02-25 11:51:44

ウパダシチニブが尋常性白斑治療薬として承認申請 新たな希望となるか

成人および青少年における尋常性白斑治療薬として、アッヴィがウパダシチニブ(15 mg、1日1回)を米国食品医薬品局(FDA)および欧州医薬品庁(EMA)に承認申請したことを報告しました。この申請は、最近の第3相試験Viti-Upの結果に基づいています。

試験の成果



Viti-Up試験では、ウパダシチニブは48週後に全身の色素再沈着範囲が50%以上改善し、顔面でも75%以上の改善を見せました。これは、患者にとって有意義な進展を示すもので、尋常性白斑の治療における重要な一歩となります。もし承認されれば、ウパダシチニブはこの病気に対する初めての全身薬物療法となり、多くの患者の治療ニーズに応えることが期待されています。

尋常性白斑について



尋常性白斑は患者に大きな心理的影響を与える自己免疫疾患で、特に非分節型白斑(NSV)は最も一般的なタイプです。この疾患は、体の左右対称に脱色素斑が現れる特徴がありますが、長期にわたって予測できない進行を示すことが多いです。

治療目標は、病気の安定化、色素の再沈着、維持を目指しますが、現在は全身薬物療法が承認されていないため、患者は治療の選択肢が限られているという課題があります。

アッヴィの取り組み



アッヴィの免疫学研究部門の責任者であるKori Wallace医師は、患者がフラストレーションを抱えやすい原因として、病気の進行が不規則であることや選択肢の少なさを挙げています。Viti-Up試験はそんな患者のニーズに応えるべく設計され、初の全身治療薬が提供されることを目指しています。

Viti-Up試験の概要



Viti-Up試験は、2つの無作為化第3相試験で構成され、成人および青少年のNSV患者を対象にウパダシチニブの効果と安全性を評価しました。治験は48週間続けられ、成功した患者はさらに112週間継続して治療を受けられます。

この2つの試験では614名の患者が参加し、世界中の90の治療施設で実施されました。主要評価項目には48週時に習得することが求められるスコアが含まれ、心理社会的な影響を評価するために顔面における色素の再沈着も重視されています。

ウパダシチニブの特性



ウパダシチニブはアッヴィによって開発されたJAK阻害剤で、複数の免疫介在性疾患に対して研究が行われています。特に、JAK-1に強い阻害効果を示しており、今後も多くの疾患への適応を目指す可能性があります。

現在、円形脱毛症や高安動脈炎など、その他の疾患への適用も期待されており、ウパダシチニブの安全性と有効性の評価が進められています。

この新たな治療薬の承認が実現すれば、尋常性白斑患者にとって大きな希望となることは間違いありません。早急な審査と承認を期待します。

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