建設業界の革新を目指す「GENBATON」
背景
株式会社リバスタは、施工管理業務の標準化とノウハウの継承を目的とした新サービス「GENBATON」を発表しました。このサービスは、大林組との協力のもと開発され、日本の建設業界が直面するさまざまな課題に対応することを目指しています。
建設業界は2023年度に建設投資額が70兆円を超えるなど、非常に規模の大きな業界です。しかし、就労者の高齢化や担い手不足が深刻な問題となっています。その結果、12%程度の若年層の減少が懸念され、今後の業界担い手の確保が急務となっています。
GENBATONの目的
「GENBATON」は、2つの主要なアプローチを通じて建設業界の課題解決を図ります。一つは「施工管理業務の標準化」、もう一つは「ノウハウの継承」です。
施工管理業務の標準化
この取り組みでは、施工管理業務の手法を標準化することにより、経験の浅い社員でも迅速に現場で活躍できるよう支援します。現場ごとに異なるルールが存在するため、教育に多くの労力がかかっていましたが、「GENBATON」を利用することで、同じての標準手法を全国の現場で通用させることが可能になります。
ノウハウの継承
もう一つのステップは、経験豊富なベテラン社員から若い社員へのノウハウの継承にフォーカスしています。OJTの機会が限られた現状では、ノウハウの継承がばらつきがちです。GENBATONを通じて、どの現場でもベテランの知識にアクセスが可能となり、社員のスキル向上を図ります。
GENBATONのサービス内容
「GENBATON」は以下の3つのサービスで構成されています。
1.
書類管理サービス
このサービスは、現場書類の計画から保管を効率的に行うことを目指します。事前に計画を立てることで、期限間近の書類業務に追われる必要がなくなります。
2.
施工計画サービス
工種ごとの施工計画の策定とそれに伴うフォローアップを支援し、各現場でのノウハウを蓄積します。
3.
出来高・歩掛管理サービス
各現場から収集した情報を他の現場の計画立案に活用し、管理業務をより効率的に行えるようにするためのサービスです。
キャンペーン情報
「GENBATON」リリースに伴って、「リリース記念キャンペーン」が実施されています。キャンペーン価格は月額5,000円(税抜)で、2024年10月から2025年3月までの期間利用可能です。これにより手頃な価格で新サービスを体験することができます。
未来への展望
今後「GENBATON」はさらに機能を拡張していく予定です。具体的には、施工図管理サービスも開発中で、2025年春頃には提供開始を予定しています。これにより、建設業界の持続可能な未来を実現するための支援が進むことが期待されます。
「リバスタ」は、「つくる」の現場から世界を変えるというミッションを掲げ、建設現場の生産性向上に寄与するITソリューションを提供し続けています。新人社員が健全に成長し、担い手不足の問題に立ち向かうために「GENBATON」は重要な一歩となるでしょう。