ユーカリTシャツで持続可能な未来をつくる
名古屋市が管理する東山動植物園。ここで新たな取り組みとして、コアラが食べ残したユーカリを利用した「ユーカリTシャツ」が登場します。このプロジェクトは、公にボランティア精神を持つ一般社団法人アップサイクルが手掛け、2025年12月1日からふるさと納税型クラウドファンディングを通じて寄付を募集します。
プロジェクトの背景
名古屋市では現在、東山動植物園に9頭のコアラが飼育されています。コアラの主食となるユーカリは、園内で栽培されていますが、コアラは新芽を好むため、残ったユーカリの処理が問題となっていました。このプロジェクトでは、食べ残したユーカリを無駄にせず、アップサイクルするという意義があります。
アップサイクルの意義
一般社団法人アップサイクルは、持続可能な社会の実現を目指し、2023年2月に設立されました。プロジェクト「TSUMUGI」では、店舗や市役所などから回収した紙資源と間伐材を利用し、新たな紙糸として生まれ変わらせる取り組みを進めています。これにより、素材は天然繊維の柔らかさを持ち、軽量で吸放湿性に優れたTシャツが誕生しました。
ユーカリTシャツのデザイン
ユーカリTシャツは、名古屋市のふるさと納税型クラウドファンディングの返礼品とされ、寄付金は東山動植物園の飼育環境整備やユーカリの森の保護・育成に活用されます。このTシャツの魅力は、9頭のコアラをテーマにしたシンプルで大人にも着やすいデザインです。それぞれのコアラの個性を引き立てるように、コアラの似顔絵が描かれています。
募集の詳細
寄付募集は、令和7年12月1日(月)から始まり、2月28日(土)までの90日間です。目標金額は1500万円です。寄付金を通して、コアラに関する現状や飼育の難しさを知っていただき、皆様と共にユーカリの森を育てていくことを目指しています。
返礼品概要
- - 品名: ユーカリTシャツ
- - 寄付金額: 25,000円
- - サイズ: XSからXLまで多様
- - 組成: 綿70%、分類外繊維(和紙)30%
- - 原産国: 日本
動物園とアップサイクルの目的
この取り組みにより、コアラの存在する意義を深く知っていただき、持続可能な環境保護の重要性を訴えかけることが期待されています。ユーカリTシャツは、ただの衣服ではなく、環境に優しいライフスタイルの象徴となります。
このプロジェクトを通じて、絶滅危惧種であるコアラの置かれている環境を守りながら、より持続可能な未来への一歩を踏み出していきましょう。詳しくは、プロジェクトの公式サイトにてご確認ください。