鳴門市が「観光課題解決プロジェクト」を始動
徳島県鳴門市は、観光産業の発展を目指し、新たなプロジェクトに着手しました。その名も「観光課題解決プロジェクト」。これは、宿泊施設の運営や予約システムを手掛ける10pct.株式会社が提案し、鳴門市から支援を受けて実施されるものです。
プロジェクトの概要
10pct.株式会社(本社:東京都世田谷区)は、宿泊施設への新しい予約システム「Be.」の導入を通じて、鳴門市内の観光課題を解決することを目指しています。このプロジェクトは2026年1月から翌年3月までの予定で実施され、複数の協力宿泊施設が参加します。クライアントの特性に応じた詳細なデータ収集が行われ、効果的なマーケティング戦略を立てる基盤を築くことが狙いです。
背景と課題
鳴門市は、世界三大潮流の一つ「鳴門の渦潮」や「大塚国際美術館」のような魅力的な観光資源を持つにもかかわらず、観光客の宿泊数が伸び悩んでいます。従来の観光施策では、宿泊客のデータが不十分で、効果的な集客施策の立案が困難でした。この課題を踏まえ、鳴門市はスタートアップ企業との連携を進め、新たな観光施策を具現化しようとしています。
実施する主な取り組み
1.次世代予約システム「Be.」の導入
このシステムは、宿泊者が好みや希望に応じたカスタマイズを行えることが特徴です。従来のプラン型ではなく、宿泊者自身が体験をデザインすることで、より満足度の高い滞在を可能にします。システムの導入は無償で行われ、これにより宿泊者の行動データを収集し、可視化することで、今後のサービス向上に繋げます。
2.SNSマーケティングの強化
10pct.株式会社は、SNS運用の知識を駆使し、協力宿泊施設の公式SNSアカウントの運用やインフルエンサーとの連携を通じて、認知度を向上させます。地域の魅力を直接ユーザーにアプローチすることにより、宿泊施設への集客を促進します。
3.観光施策へのデータ活用
収集した宿泊データをもとに、鳴門市全体の観光施策の立案に活用します。「誰が」「何を」「いくらで」満足しているかをデータで明確化することで、観光地としての競争力を強化し、持続可能な発展を目指します。
期待される効果
このプロジェクトを通じて、顧客満足度の向上が期待されます。具体的には、ニーズに基づいた柔軟な宿泊プランを提供できるようになり、観光プロモーションや新商品造成も飛躍的に改善されるでしょう。また、データを活用した戦略的なアプローチは、長期的な観光誘客にもつながるとしています。
代表者のコメント
10pct.株式会社の代表、中堀友督氏は「私たちはこのプロジェクトに関わることを光栄に思います。鳴門の宿泊施設の潜在力を最大限に引き出すために取り組みます」と述べました。また、鳴門市観光振興課の藤瀬課長も「10pct.株式会社の技術を借りて、宿泊者数の増加を目指します」と語っています。
10pct.株式会社の今後の展望
10pct.株式会社は、宿泊業界におけるデータ収集や分析のシステムを駆使して、全国の観光地でも同様のプロジェクトを進めていく予定です。これにより、地方の観光地の持続的な発展を目指しているのです。
引き続き、観光業界の新しい形を模索する10pct.株式会社の動向に注目が集まります。