イベント「ITで街の未来をつくる」の概要
2025年11月11日、宮崎県で「ITで街の未来をつくる」というイベントが開催されることが決まりました。このイベントは、ソーシャルコワーキング®スタートアップの株式会社ATOMicaが主催し、宮崎県内の建設業者37社で構成される宮崎県インフラDXコンソーシアムとのコラボレーションによって実施されます。イベントには、宮崎情報ビジネス専門学校の学生80名が参加予定で、建設業の魅力や社会的意義を学ぶ貴重な機会となります。
イベントは、建設業のリアルな仕事内容や最新のデジタルトランスフォーメーション(DX)の事例を紹介し、学生が理想の街づくりを考えるワークショップも行われる予定です。これにより、参加者は建設業の実際の現場や業界の重要性について体験的に学び、新たなキャリアの選択肢を見出すきっかけを得ることができるでしょう。
背景にある問題
宮崎県をはじめとする全国の建設業界は、地域インフラの基盤を支える重要な役割を担っていますが、近年、担い手が不足していることが深刻な問題となっています。国土交通省によると、建設業の就業者数は1990年の685万人から2021年には482万人に減少しており、特に29歳以下の就業者の割合が急激に減少しています。これは、業界の高齢化と若年層の就業離れが進行していることを示しています。
デジタル技術の発展により、建設業は大きな変革を遂げていますが、それを支える若手の人材が不足しているという矛盾した状況です。この現状を打破するためには、学生を対象とした教育や啓発イベントが必要不可欠です。
イベントの内容
「ITで街の未来をつくる」は、建設業界と地域生活との密接な関係を理解してもらうために、さまざまなプログラムを提供します。具体的には、以下のようなプログラムが予定されています。
- - ミニトーク: 建設業界の専門家による講演を通じて、職業の魅力や可能性を直接伝える。
- - グループワーク: 学生が未来の理想とする街づくりを考え、アイディアをグループでまとめる。
- - フィードバックセッション: 学生の発表に対し、専門家が貴重な意見や感想を提供する。
イベントは午後1時から開始し、オープニングから始まって、ミニトーク、ワークショップ、フィードバック、交流会と続きます。地区の未来を担う若者たちに建設業を身近に感じてもらえる機会となることを目標としています。
各種情報
- - 日時: 2025年11月11日(火) 13:00〜16:00
- - 会場: MRT micc2階 ダイヤモンドホール(宮崎市橘通西4丁目6番3号)
- - 対象: 宮崎情報ビジネス専門学校の学生80名(参加費無料)
- - 主催: 宮崎県インフラDXコンソーシアム
- - 企画・運営: 株式会社ATOMica
今回のイベントは、建設業の持つ可能性を広げるだけでなく、地域の未来を支えるための人材育成にもつながる重要な取り組みです。業界に興味を持つ若者にとって、自身のキャリア選択に新たな視点を与える貴重な機会となることでしょう。
株式会社ATOMicaについて
株式会社ATOMicaは、全国でコワーキング事業を展開するスタートアップ企業で、様々なステークホルダーとの交流を通じて地域づくりや人材育成に貢献しています。今後も地域社会への貢献を目指して、さまざまな役割を果たしていく所存です。