地域の魅力を引き出すデジタルマップの導入
2025年4月7日、よみうりランドを中心とした稲城市の官民連携による新たな試みが始まります。株式会社よみうりランド、稲城市、稲城市観光協会、稲城市商工会、そしてボールドライト株式会社が協力し、デジタルマップの導入を通じて地域の魅力を引き出すことを目指しています。この取り組みは、よみうりランドを含む地域の観光地への来場促進と、市内回遊の活性化を図るためのものです。
デジタルマップ「よみランデジタル集遊マップ」の特徴
新たに導入されるデジタルマップ「よみランデジタル集遊マップ」では、株式会社よみうりランドが運営する遊園地「よみうりランド」、植物園「HANA・BIYORI」、温泉「よみうりランド眺望温泉花景の湯」、そして「TOKYO GIANTS TOWN」の4つのレジャー施設が一つのマップ上で利用可能になります。このマップは、スマートフォンのWebブラウザでアクセスすることができ、手軽に活用できる点が特徴です。
このデジタルマップは、利用者の利便性を向上させるために設計されており、複数の施設を効率的に回れるようサポートします。特に、アトラクションの待ち時間や混雑状況がリアルタイムで確認できるため、来場者はスムーズに楽しむことができるのです。また、11言語に対応しているため、訪日外国人の観光客にも配慮されています。
稲城市の魅力も引き出す「稲城市デジタルマップ」
さらに、稲城市全域をカバーする「稲城市デジタルマップ」も同時に導入され、周辺の飲食店や観光スポットの情報を提供します。これにより、デジタルマップ上で観光情報やスタンプラリーの情報がシームレスにアクセスできます。地域に潜む隠れた魅力を発掘し、新しい観光体験を楽しむことが可能になります。
今後の見通しと目指すもの
株式会社よみうりランドの運営施設には年間250万人以上が来場しています。これにより、来場者を目的の施設へ誘導するだけでなく、稲城市内の様々な場所にも人の流れを生み出し、地域の賑わいを創出することが期待されています。また、地元経済の活性化に寄与し、観光業の発展に貢献することを目指しています。
そして、デジタルマップ公開を記念して行われるスタンプラリーイベントも注目です。よみうりランドやHANA・BIYORI、ジャイアンツタウンスタジアムなどでスタンプを集めると、様々なクーポンがもらえるチャンスがあります。
この新たな取り組みを通じて、地域の魅力を再発見し、多くの人々に愛される地域づくりが進むことを期待したいです。デジタル技術を駆使した新しい観光スタイルがどのように定着していくのか、ぜひ注目していきましょう。