幼稚園とフローレンス受賞
2025-03-12 10:25:44

しみずがおか幼稚園とフローレンスがデジタル化で賞を受賞!

デジタル化で革新を遂げた教育と雇用の現場



2025年2月20日に開催された「JAPAN HR DX AWARDS FINAL」で、学校法人アルコット学園のしみずがおか幼稚園と特定非営利活動法人フローレンスがそれぞれEXCELLENCE AWARDを受賞した。この賞は、人材戦略や組織改革においてデジタル技術を活用した取り組みを評価するもので、多くの組織が競う中での栄誉である。

しみずがおか幼稚園の成果


コミュニケーションの効率化



しみずがおか幼稚園は、少子化の影響で園児数と職員不足が深刻な課題となっていた。この状況下で、業務が多忙な職員の負担を軽減するために、ビジネスチャットツール「Chatwork」を導入した。これにより、職員同士のコミュニケーションが活性化し、情報共有が行いやすくなった結果、年間1,270時間の工数削減を達成した。

AIの活用



加えて、電話の自動応答システムやAIツールの活用によって、さらに500時間の工数削減を実現。特に、主任教諭の知識を学習した「主任AI」の導入が効果的で、職員が24時間いつでもサポートを受けられる環境を整えたことで、不安を解消しながらスキルを向上させることができた。さらに、画像生成AIを用いた教材作成が実現し、教育の質向上が図られた。

働きやすい職場環境



こうした取り組みによって、職員の業務負担が軽減され、口コミで広まった「働きやすい環境」が求職者を呼び込み、3年連続で求人コストゼロを達成。職場の雰囲気改善は、保護者や園児の信頼関係を強化し、全体的な保育・教育の質を高める結果となった。

フローレンスの取り組み


障害者雇用の新たなモデル



フローレンスは、障害児保育や子育て支援を行いながら、 2017年から障害者雇用を推進してきた組織である。法定雇用率が引き上げられる中で、業務量の不足やコミュニケーションの課題を克服するため、デジタル技術を活用した新しい雇用モデルを導入した。

コミュニケーションの円滑化



フローレンスでもChatworkを活用し、スタッフ間の相互理解を深めるためにオンライン同好会を設立。これにより、障害の有無にかかわらず絆が深まり、業務のやり取りがスムーズに進んだ。

業務の効率化



また、Webフォームの導入により、年間5,200時間の業務を創出。従来の口頭依頼をデジタル化したことが、生産性向上に寄与した。また、約3,000件の業務をマニュアル化し、障害者雇用スタッフが多様な仕事に取り組める環境が整ったことで、組織全体の効率化と多様性の促進が実現された。

受賞の意義



しみずがおか幼稚園とフローレンスの受賞は、デジタル技術の活用がいかに教育現場や雇用モデルを改善するかを示す成功事例となった。両者ともに、デジタル改革における困難を乗り越えることで、より多くの人々に希望を与える未来のモデルを創り出している。このような取り組みが、他の組織にも広がれば、さらなる社会的課題解決に繋がることだろう。


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会社情報

会社名
株式会社kubell
住所
東京都港区南青山1-24-3 WeWork 乃木坂 内
電話番号

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