嶽本野ばらが描く新たな学園物語『天橋立物語』が発売！

嶽本野ばら25周年の集大成！新作『天橋立物語三年菊組ロリィタ先生』がついに登場

作家・嶽本野ばらが、今年デビュー25周年を迎え、その記念として書き下ろした新作長編小説『天橋立物語三年菊組ロリィタ先生』が、11月19日に発売されます。嶽本野ばらとは、2000年に小説『ミシン』で作家デビューを果たし、その後も『下妻物語』など、乙女たちの心を掴む作品を次々と世に送り出してきた作家です。今回の新作も、多くのファンが待ち望んでいたことでしょう。

物語の舞台と登場人物

新作の舞台は、天橋立で知られる京都の宮津。私立高校の国語教師・大石タネが全身ロリィタ姿でやってきます。彼女は一見問題児とも言えるキャラクターで、物議を醸す存在感を発揮します。この大石タネは、前作『下妻物語』の主人公、竜ヶ崎桃子のDNAを受け継いだかのような、強烈な個性の持ち主です。

物語では、タネと12名の生徒たちとの交流が描かれ、彼らが直面する初恋や文化祭、進路問題など、青春の様々な側面が掘り下げられます。大石タネの唯一無二のスタイルに振り回されながらも、彼らは自身の進むべき道を模索していきます。

著名作家との対談企画

新作発売を記念し、嶽本野ばら氏と作家・木爾チレン氏の対談が行われます。木爾氏は、自身の作品『みんな蛍を殺したかった』や『二人一組になってください』などでも話題を呼んでいる作家であり、嶽本野ばらの熱狂的なファンでもあります。彼らの対談は、ポッドキャスト「本の窓」にて前篇が11月27日、後篇が12月4日に配信される予定です。この対談では、二人がそれぞれの作品の魅力についてざっくばらんに語り合う様子が収録されるため、ファンにとって見逃せないコンテンツとなるでしょう。

オーディオブックも登場

さらに、嶽本野ばらのデビュー作『ミシン』と続編『ミシン２／カサコ』のオーディオブックも、25年の時を経て11月20日より配信を開始します。これにより、ファンは新作『天橋立物語』と合わせて、過去の作品を新たな形で楽しむことができるようになります。

まとめ

嶽本野ばらの新作『天橋立物語三年菊組ロリィタ先生』は、彼女の25周年を記念する特別な作品です。大石タネというユニークな国語教師を通じて描かれる物語は、かつてない青春の痛快さに満ちています。また、音声プラットフォームやポッドキャストを通じて、読者とさまざまな形でつながるチャンスが広がっています。ぜひこの機会に、嶽本野ばらの作品に触れてみてはいかがでしょうか？