三菱電機が新共創空間「Serendie Street Yokohama」をオープン
三菱電機株式会社は、新たに横浜アイマークプレイス内に設置した共創空間「Serendie Street Yokohama(セレンディストリート横浜)」をオープンしました。この施設は、社外との交流やアイディア創出を目的としたエリアであり、今回のオープンにより、「Serendie Street Yokohama」は完成を迎えました。
新しい価値創出を目指して
「Serendie Street Yokohama」は、社内外⁻の様々な人材、データ、技術が集まることで、これまでにない新たな価値の創出を目指しています。三菱電機は、デジタル技術を駆使し、「循環型 デジタル・エンジニアリング企業」としての変革を進めています。その一環として、2024年5月には新たなデジタル基盤「Serendie®」を構築し、異なる領域からのデータや知見を集め、社会課題の解決を図る方針です。具体的には、2024年3月に「Serendie Street YDB(セレンディストリート横浜ダイヤビルディング)」を開設し、開発や事業創出における新たなマインドセットを育成しています。
新設された共創エリアの詳細
新設された共創エリアでは、デジタルトランスフォーメーション(DX)人材として約300名の社員が活動を行います。ここでは、偶発的な出会いを生かし、新しいアイデアや価値を創出するためのコミュニティやプロジェクトが進行します。具体的な施設の特徴は以下の通りです。
- - 所在地: 神奈川県横浜市西区みなとみらい四丁目4番5号横浜アイマークプレイス10階
- - 延床面積: 約2,507m2
- - 開場時間: 9:00~17:00(休場日: 土曜・日曜・祝日・当社休日)
- - 来場方法: 事前予約制
この共創空間は、顧客やパートナーと共に価値を生み出す実験の場として位置づけられています。
特徴的な施設
1. セミオープンなプロジェクトルーム「field」
「field」では、スクラムチームによるディスカッションやアジャイル検証が行われ、プロジェクトの境界を越えたひらめきを促します。また、実験空間「garage」では自由にプロトタイピングを行い、新しいアイデアの形成を支援します。
2. カンファレンスホール「circle」
円形のデザインをもつカンファレンスホール「circle」は、最大100名が参加できるイベントスペースで、参加者同士の双方向コミュニケーションを実現。これにより新たな視点を得ることが可能です。
3. 交流エリア「yokocho」
路地をテーマにした交流エリア「yokocho」では、コーヒースタンドやカフェなどの飲食スペースが並び、訪問者同士の偶発的な出会いを創造します。ここでのイベントを通じて、今まで接点がなかった顧客やパートナーとのつながりを深めることが期待されます。
将来の展望
「Serendie Street Yokohama」を通じて、三菱電機は多様な知識や技術を融合したスクラム活動を進め、新たな価値を生み出すソリューションの提供を目指します。また、今後は「Serendie」をグローバルに展開し、事業DXの推進を進めることも視野に入れています。
おわりに
この新しい共創空間は、単に物理的な場所だけでなく、革新的な価値創出のためのプラットフォームでもあります。三菱電機は引き続き、デジタル空間におけるデータ活用を推進し、持続可能で豊かな社会を実現するために努力していきます。興味のある方は、ぜひ「Serendie」公式ウェブサイトもチェックしてみてください。