株式会社山陰合同銀行と株式会社リンクアンドモチベーションが提携
株式会社リンクアンドモチベーション(以下、リンクアンド)は、このたび株式会社山陰合同銀行(以下、山陰合同銀行)との間で顧客紹介に関する契約を結びました。この提携により、両社は地方中小企業の人材確保に対する課題解決を目指します。
提携の背景と目的
近年、労働人口の減少が進行する中、人材獲得競争がこれまで以上に激化しています。特に地方では、都市部への人口流出が進んでおり、人材の採用や定着が大きな課題となっています。このような状況を踏まえ、両社は自身の強みを活かし、地方企業における人材関連の問題に対応するための取り組みを強化することになりました。
山陰合同銀行の取り組み
山陰合同銀行は、長期ビジョンとして「No.1の課題解決力で持続的に成長する広域地方銀行」を掲げています。経営戦略の中でコンサルティング力の強化を図っており、法人営業の体制改革を進めています。また、人的資本の経営を重視し、従業員エンゲージメントの向上にも力を入れています。当行は既にリンクアンドの「モチベーションクラウド」を導入しており、2025年に開催される「ベストモチベーションカンパニーアワード」では、大手企業部門で第1位を受賞しています。
リンクアンドモチベーションのスペック
リンクアンドは、2000年に設立され、組織人事コンサルティングのパイオニアとして数多くの企業変革を実現してきました。自社の基幹技術である「モチベーションエンジニアリング」を基盤に、エンゲージメント向上を目的としたクラウドサービス、すなわち「モチベーションクラウド」を国内初の形で提供し、その市場でのシェアを拡大しています。
提携によるシナジー効果
今回の提携により、山陰合同銀行は顧客紹介を通じて、リンクアンドが展開する「モチベーションクラウド」の導入を推進していく予定です。これにより、地方中小企業の経営課題を解決し、より多くの企業が雇用の促進や人材の定着を実現できるよう、具体的なサポートを行うことが期待されます。
今後の展望
これからの地方金融機関においては、顧客基盤の縮小に伴う収益モデルの見直しが求められています。山陰合同銀行は、こうした環境の中で新たなビジネスモデルを構築するために、他の企業との連携を進めています。また、リンクアンドとの協力関係によって、地元企業の「人的資本」における価値向上を促進し、地域経済の活性化に貢献することを目指しています。
会社概要
株式会社山陰合同銀行
- - 取締役頭取:山崎 徹
- - 本店:島根県松江市魚町10番地
- - 創業:1878年12月1日
- - 事業セグメント:銀行業、リース業、その他
株式会社リンクアンドモチベーショングループ
- - 代表取締役会長:小笹 芳央
- - 資本金:13億8,061万円
- - 証券コード:2170(東証プライム)
- - 本社:東京都中央区銀座4-12-15歌舞伎座タワー15階
- - 創業:2000年4月
- - 事業内容:組織開発や人材配置に関する幅広いサービスを展開しています。