全国200人の投資家に聞いた!資産運用の実態と今後の展望
2020年4月8日に実施された、全国200人を対象としたWEBアンケートの結果が発表されました。この調査では、投資の実態や投資家の意識について詳しく掘り下げています。最近の経済状況やコロナねぎの影響を受けて、多くの日本人が投資に対する関心を高めていることがわかります。
調査概要
本調査は、性別・年代別の属性に分類された回答者によって実施されました。主な特徴は以下の通りです。
- - 性別比:男性5:女性5
- - 年齢層:20代から50代までの広範囲
このように、幅広い年代からの参加者がいることで、さまざまな視点からのデータが得られました。
現在の投資状況
調査の結果、投資を行っている人は105名、投資を行っていない人は95名というほぼ半数ずつの結果が出ました。
さらに興味深い点は、投資を始めた時期です。70%の回答者が過去5年以内に投資を開始しており、2020年前後の株式市場や仮想通貨ブームの影響が大きいと考えられます。また、株式が最も多く選ばれた投資手段で、リスクのあるFXや仮想通貨は比較的少数派となっています。
コロナショックの影響
特に印象的なのは、最近のコロナショックが与えた影響です。現時点で資産が減少したと答えた人は66名、約6割に達しました。
この結果は、株式を主な投資先としている投資家たちにとって、大きな打撃となったことを示しています。しかし、資産が変わらなかった人も25%おり、この層はうまくリスクヘッジを行えているようです。
将来の投資意向
さらに調査対象者に、今後投資を行う可能性について聞いたところ、74%の人が投資を検討していると回答しました。この背景には、老後2000万円問題などの経済的な不安要素が影響しているのかもしれません。
また、現在投資していないが今後行う可能性のある投資先としては、株式が最も選ばれました。これは、株式に対する信頼感を示すものと考えられます。
投資の難しさとは?
多くの回答者が投資に関して「難しい」と感じている点も見逃せません。152名が難しさを挙げ、実際に投資を楽しんでいる層はわずか21名にとどまっています。しかしながら、資産形成のための一つの手段として前向きに受け止められていることもわかります。
調査を通じた意義
今回の調査結果は、投資への意識が高まっている一方で、まだ多くの人が難しさを感じており、利益を得るのが簡単ではないことを示しています。これは、将来的には「投資は危険」という古いネガティブなイメージが、「資産形成のための重要な手段」というポジティブな認識に変わりつつあることを示唆しています。
新しい投資手法が増え、やや身近な存在になってきた投資。今後のトレンドとして、ロボアドバイザーやポイント投資などによって、より多くの日本人が投資に関心を持ち、実際に始めるようになることが期待されます。
投資の未来がどのように変わるか、引き続き注目したいところです。