株式会社商船三井、5年連続で「なでしこ銘柄」に選定
株式会社商船三井(代表取締役社長:橋本剛、本社:東京都港区)は、自社の女性活躍推進への取り組みが評価され、5年連続で経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「なでしこ銘柄」に選ばれました。これは、上場企業の中でも優れた女性活躍推進を行う企業に与えられる栄誉であり、企業の中長期的な価値向上を重視する投資家にとって魅力的な情報源となることを目指しています。
今年度は18業種から23社が選ばれ、その中に商船三井が名を連ねています。この選定は、さらなる企業の発展に向けた重要なステップであり、女性が活躍できる職場環境の重要性を理解した結果といえます。
女性のライフステージを支える取り組み
当社グループは、2023年4月に策定したHuman Capitalビジョンに基づくアクションプランに従って、育児や介護といった重要なライフステージにおける支援を強化しています。実際には、これに基づいた具体的な施策が実施されており、女性社員が仕事と家庭を両立しやすい環境を確保するため、いくつかの取り組みが行われています。
例えば、女性管理職の育成計画が進められているほか、女性社員(特に海技者や船員)が海上勤務を行う際に感じる不便を改善するための支援が提供されています。この取り組みの一環として、社員の声を聞く座談会が開催され、実際に生理用品の支給が行われるようになりました。これは、女性が安心して勤務できる環境を整えるための重要な措置です。
国際女性デーのイベント
さらに、商船三井は国連が定めた「国際女性デー」にも積極的に参加しています。他社との共同開催による対話型イベントを通じて、女性たちの意見や考えを共有し、さらなる啓発を行っています。これにより、企業としての社会的責任も果たしつつ、社員が多様な意見を出し合える場を作り出しています。
未来に向けた展望
今後も商船三井は、社員一人ひとりが持っている熱意と活力を最大限に発揮できるような職場環境を整えていく方針です。この多様性を重視した組織風土の構築は、今後の企業成長にとっても欠かせない要素となります。女性の活躍を支援することで、企業全体の競争力が向上することが期待されています。
日本における女性の労働参加率や職場での地位向上を進めることは、社会全体にとっても非常に重要です。そして商船三井は、その先頭に立ち、より良い未来を目指して歩みを続けています。