ユナイテッド・シネマ新潟での特別上映
2025年4月、ユナイテッド・シネマ新潟で話題の映画『まぜこぜ一座殺人事件~まつのあとのあとのまつり~』が上映されます。この映画は、マイノリティのパフォーマーたちが一堂に集まり、独自の視点から社会のさまざまな問題に切り込むストーリーが展開されます。
上映概要
本作品は、2025年4月4日から4月10日までの7日間上映され、各日には上映後トークイベントも予定されています。トークには、主要キャストの東ちづるや全盲のシンガーソングライター佐藤ひらり、アシスタントプロデューサーを務める水戸川真由美が登壇します。手話通訳も用意されており、視聴者にとっても配慮がなされています。
- 2025年4月4日(金) 18:00~上映後トーク
- 2025年4月5日(土) 11:30~上映後トーク
チケット価格
すべての来場者に対して一律1,500円(税込)で映画パンフレットが付いてきます。また、視覚障害者向けのデジタルパンフレットも用意されており、必要な方は劇場で申し出ることができます。
登壇者の紹介
東ちづる
広島県出身の俳優であり、一般社団法人「Get in touch」の代表を務める東ちづる。30年以上にわたるボランティア活動を通じ、障害者やマイノリティに対する理解を深めることを目指してきました。自らも本作品にキャストとして参加しており、映画制作は2作目となります。
佐藤ひらり
新潟出身の全盲のシンガーソングライター。彼女はその素晴らしい歌声で多くの観客を魅了し、東京2020パラリンピックの開会式では国歌を独唱。今年には『MAZEKOZEアイランドツアー』でのパフォーマンスが世界中で放送され、大きな反響を呼びました。彼女は「日本のスティービーワンダー」と称される存在でもあります。
水戸川真由美
息子がダウン症、娘が脳性麻痺を持ち、さらに義妹は視覚障害と難病を抱えた水戸川真由美。彼女は日本ダウン症協会の理事を務め、アシスタントプロデューサーとして本作に関わります。家庭では「カラフルまぜこぜファミリー」として支え合っています。
映画『まぜこぜ一座殺人事件』の内容
本作品は、義足や車椅子ユーザー、全盲、ダウン症、ろうなど、多様な特性を持つパフォーマーたちが集結し、殺人事件を題材にして本音や疑問、怒り、そして笑いを描いています。脚本はドラァグクイーンのエスムラルダが手掛け、監督はCMやMVで知られる齊藤雄基が担当。この映画では、見せかけのヒューマニズムに反抗し、真の生き様を表現しています。観客は、笑いながらもさまざまな視点に触れることができるでしょう。
バリアフリーへの配慮
本作は、視覚や聴覚に障害を持つ方々を対象としたバリアフリー対応です。映画は日本語字幕付きで、音声ガイドアプリを使用することも可能です。また、視覚障害者向けデジタルパンフレットも用意されています。
まとめ
ユナイテッド・シネマ新潟で開催される『まぜこぜ一座殺人事件』は、ただの映画上映ではなく、登壇者たちによるトークイベントやバリアフリーの取り組みなど、多くの配慮を凝らした特別な体験です。皆さんの参加を心よりお待ちしています。