松尾高弘の新作アートインスタレーションが登場
アーティスト松尾高弘(LUCENT代表)が、2017年上期にリリースした新作アートが話題を呼んでいます。この作品群は、大阪の中之島に位置するスマート・ラグジュアリーホテル「コンラッド大阪」に常設展示されています。彼の作品は、最新のテクノロジーを駆使して、生き生きとした“光”をテーマにしたアートワークであり、観る者を圧倒する存在感を持っています。
新作インスタレーションの詳細
松尾高弘が制作した新作は、コンラッド大阪内の389点のアートピースの中でもひときわ目に留まります。新しく発表された3点は、エントランスや40階ラウンジなど、ホテルの中心的なエリアに配置されています。これらの作品は、自然界の物理法則を基にした流体現象を具現化し、見る人に新たな視覚体験を提供しています。
1. Phenomenon(フェノメノン)
このインスタレーションは、気流や水流といった自然現象を数百万の発光点によって視覚化した作品です。無重力空間での浮遊する粒子が、時間の経過と共にホワイト、ブルー、ゴールドといった色へ変化し、まるで美しい景色を描き出すかのようです。サイズはW5,800mm、H550mmで、迫力満点のビジュアルが展開されています。
2. Prism Chandelier(プリズム シャンデリア)
立体的な幾何学折りのプリズムで構成されたこのアートシャンデリアは、唯一無二の透明感と虹色の光を放ちます。直径は2,800mmで、ポリカーボネート材とLEDを使用。松尾のデザインは、空間に特別な輝きを与えてくれます。
3. AURA(アウラ)
33,000の光のエレメントから成り立つこのインスタレーションは、圧倒的な存在感を誇ります。「宙に浮かぶ光の雲」のような形状が、空間全体を明るく彩ります。サイズはH7,000mm、W10,000mm、D2,500mmで、太陽光の変化と共にその輝きが変わる様は、まさに自然の美しさを反映しています。
松尾高弘のクリエイション
松尾高弘は、1979年に福岡県で生まれたアーティストで、光のインスタレーションに特化した活動を行っています。九州芸術工科大学の大学院を修了後、映像や照明、インタラクティブ技術を組み合わせた作品を展開し、特に自然現象と結び付いた美的表現に力を入れています。彼の作品は恵比寿や銀座、バーゼルワールドなど、多くの国際的なアートイベントでも注目を集め、数々の受賞歴も持っています。
彼のアートワークは、最新のテクノロジーとデザインを融合させ、アートと空間を新しい形で結び付ける試みを行っています。松尾の作品は視覚的な美しさだけでなく、観覧者が自ら触れ合うことで感情を引き起こすインタラクティブな側面も持つため、来場者には新たな体験を提供しています。
最後に
松尾高弘の新作インスタレーションは、ただ眺めるだけでなく、見る人に新しい視点を与えると自負しています。これからも彼の作品は、アートの世界で新たなムーブメントを引き起こすことでしょう。ぜひ、コンラッド大阪でその目で確かめてみてはいかがでしょうか。
詳細は松尾高弘の公式サイトやSNSもチェックしてみてください。