2024年屋根・外壁塗装の実態調査！価格や業者選びの傾向とは？

2024年屋根・外壁塗装の実態調査：価格、業者、施工箇所から見える現状

2024年1月、全国の2023年に屋根・外壁塗装を行った296人を対象としたインターネット調査で、日本の住宅塗装の実態が明らかになりました。本記事では、調査結果から読み解く塗装リフォームの現状と、賢い業者選びのポイントを解説します。

調査結果からわかる屋根・外壁塗装の現状

1. 施工箇所：外壁塗装が圧倒的多数

調査によると、屋根と外壁の両方を塗装した人は全体の22.6%にとどまり、外壁のみの塗装が62.8%と最も多い結果となりました。屋根塗装のみは14.5%でした。足場代を節約できる屋根と外壁の同時塗装にも関わらず、外壁のみの塗装を選ぶ人が多い現状は興味深い点です。

2. 価格帯：90万円～120万円未満が最多

塗装にかかった費用は、90万円～120万円未満が21.3%と最も多く、次いで60万円～90万円未満が19.6%という結果でした。30万円未満は9.5%、150万円以上は11.6%でした。価格帯は家の大きさや塗装面積、使用する塗料、業者の選定など様々な要因によって大きく変動します。

3. 家の大きさ：30坪～40坪未満が最多

住宅の広さは30坪～40坪未満が36.1%と最も多く、価格帯との関連性も注目されます。この広さの住宅で90万円～120万円未満の塗装費用がかかっているケースが多いと推測されます。

4. 業者選び：塗装専門店が人気だが、ハウスメーカーや工務店も利用

塗装を依頼した業者は、塗装専門店が40.5%と最も多く、次いで工務店が23.6%、リフォーム店が17.9%でした。ハウスメーカーも13.2%と無視できない割合を占めています。一方、家電量販店やホームセンターはほとんど利用されていませんでした。信頼できる業者選びは、リフォームの成功に不可欠な要素です。

5. 見積もり：1社のみが多数派

見積もりは1社のみで決めた人が44.9%と最も多く、2社、3社と比較検討する人も少なくありませんでした。複数社から見積もりを取ることで価格やサービス内容を比較検討し、より適正な価格で工事を行うことができます。しかし、信頼するハウスメーカーや工務店を利用する場合は、1社のみで見積もりを依頼するケースも多いようです。

賢い業者選びと価格交渉のポイント

今回の調査結果から、屋根・外壁塗装は高額な費用がかかるため、業者選びと見積もり比較が重要であることがわかります。複数社から見積もりを取り、価格やサービス内容、保証内容などを比較検討しましょう。また、施工事例や口コミなども参考に、信頼できる業者を選び出すことが大切です。

特に、初めてリフォームを行う場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。相見積もりを取ることで、適正価格を把握し、価格交渉を行うことも可能です。