ダイキン工業、環境保全活動で表彰を受ける
高槻市は、地域の環境保全やごみの減量、再資源化の取り組みに貢献した個人や団体に対して表彰を行っています。この制度は平成15年度から始まり、環境意識の高まりと共にその重要性が増していますが、2023年度の受賞者として選ばれたのは、ダイキン工業株式会社です。
同社は、「環境保全」、「教育支援」、「地域共生」を三本の柱にした社会貢献活動を展開。特に注目されるのは、大阪府が運営する「アドプトフォレスト制度」。これは、森づくりを希望する企業や団体と森林所有者をマッチングするもので、ダイキン工業は平成24年から10年以上にわたり、高槻市原城山地区で森林環境の保全作業に取り組んできました。
これまで、ダイキンの有志社員たちは、荒れてしまった竹林を整えるために、竹の間伐やタケノコの収穫等の活動を行ってきました。竹の成長を抑えるための間伐作業は、竹林の健康を保つために不可欠であり、さらに地域住民との交流も生まれています。こうした地道な努力が、地域の自然環境の保全に寄与していると高く評価されています。
令和6年10月3日には高槻市役所にて表彰式が行われ、ダイキン工業株式会社のCSR・地球環境センター担当部長である吉澤正人氏が出席しました。吉澤氏は「長年の取り組みが評価されたことを大変光栄に思います」と、受賞の感謝の意を表明しました。
表彰式では、高槻市長の濱田氏も出席し、「本市の自然環境保全に貢献された功績に深く感謝します」と話し、地域の生態系の保護に対するカンパニーの活動を称賛しました。さまざまな環境保全活動を通じて、ダイキン工業は、企業の社会的責任を果たすだけでなく、地域社会との共生を図る努力を続けています。
このような企業の取り組みは、地域住民の環境意識を高め、持続可能な社会の実現に向けた重要なステップとなっています。ダイキン工業の活動を受けて、他の企業や団体も環境保全の重要性を再認識し、連携・協力し合う姿勢がより強まることが期待されます。
今後も高槻市やダイキン工業の環境活動に注目し、地域の健康で美しい自然環境を守るためのさらなる取り組みが進むことを願っています。