Sparkle AI、音声AIエージェントを活用した電話通信の新しい基盤「onBridge」を発表
Sparkle AI株式会社は、音声AIエージェントと電話通信を円滑につなぐクラウド基盤「onBridge」(オン・ブリッジ)の正式版を2025年8月25日にリリースしました。このサービスは、テクノロジーの進化とともに新たな可能性を拓く音声AIと電話の接点を提供し、ユーザーのニーズを満たすことを目指しています。
onBridgeの基本機能
「onBridge」は、専用な電話番号を迅速に取得可能で、AIエージェントとの連携を数回のクリックで完了させることができるクラウドサービスです。これまでのウェイティングリスト登録期間を経てついに一般向けに正式提供が開始されたことは、多くの開発者に向けた朗報となります。
開発の背景と社会的ニーズ
日本は今、顧客対応や問い合わせ業務における人手不足という深刻な問題を抱えています。また、多くの予約や問い合わせが電話を介して行われている現実もあり、音声AIを活用することでこの課題を解決する道筋が開かれました。音声AIの導入には、専門的な知識が求められ多くのWebエンジニアやAI開発者にとっては参入しにくい状況がありました。Sparkle AIは、「音声AIと電話をつなぐための最短ルートをつくる」ことをコンセプトに、使いやすいプラットフォームとしてonBridgeの開発に着手しました。
サービスの特徴
- - 050番号の即時オンライン発番: ユーザーは専用番号を迅速に取得し、すぐに検証や運用を始めることができます。
- - SIP Trunk 対応: LiveKitなどのWebRTC通信基盤とシームレスに連携でき、柔軟な接続性を実現します。
- - 直感的なUI: 通信分野の専門知識がなくても扱えるよう設計された管理画面で、エンジニア以外でも簡単に操作可能です。
- - 安心の国内品質: 国内のデータセンターで運用され、日本語によるサポートが提供されるため、開発者も安心して利用できます。
今後の展開
Sparkle AIは、音声AIエージェント構築をさらに促進させるため「onVoice(オン・ボイス)」を2025年10月末にリリース予定です。onBridgeとonVoiceの連携により、AI音声エージェントの設計から電話応対の運用までを包括的にサポートするエコシステムを実現することで、業界の変革を目指しています。
会社情報
株式会社ファブリカホールディングスは、東京都港区を本社に構え、代表取締役社長CEOに谷口政人氏が就任しています。1994年に設立され、現在は東証スタンダード市場に上場している企業です。
Sparkle AI株式会社は、2023年に設立された同社の完全子会社で、音声AIやブロックチェーン技術を基盤としたソリューション開発に注力しています。
詳しい情報や導入希望の方は、公式サイトをご覧ください:
onBridge公式サイト。