舞台『幕が上がる』開幕!
2024年8月21日(水)から25日(日)まで、東京のシアター1010にて舞台『幕が上がる』が再演されます。この舞台は、劇作家・平田オリザの処女小説を原作とし、高校演劇部の青春を描いた物語です。2012年に出版されたこの小説は、すぐに10万部を超え、映画化や舞台化を経て、多くのファンの支持を集めています。今回は、日向坂46の森本茉莉と山口陽世が主演を務めた舞台が連日完売の大反響を呼び、その声に応える形で再演される運びとなりました。
カラフルなキャスト陣
再演のキャストには須藤茉麻、夏目愛海、加藤夕夏、七瀬恋彩などが名を連ね、前回と同じく久保田唱が脚本と演出を担当します。観客の心を打つのは、須藤が演じるさおり役。彼女は高校2年生から大学生への成長を魅力的に表現し、困難と向き合う姿をリアルに描き出しています。さらに、夏目はワガママで魅力的な女優・ユッコを愛らしく演じ、七瀬は前向きで温かい雰囲気を持つガルル役で場を和ませています。加藤の転校生・中西さんは、存在感を持ち、強い印象を残しています。
本作では部活動に没頭する姿や、仲間との絆が丁寧に描かれています。演劇に情熱を注ぐ高校生たちの様子は、人間関係や進路に苦しむ姿を彩り豊かに表現し、観客はその青春の一瞬に共鳴します。公演中には、親や教師たちの涙を誘う場面も多く、感動のシーンが多数あります。観劇する人々が共感し、心を動かされる要素がたくさん詰まっています。
キャストの想い
ゲネプロ終了後、キャストたちが囲み取材に応じ、初日に向けた意気込みを語りました。須藤は「今回の主演はセリフの量が膨大でしたが、温かく支えてくれたキャストに感謝しています」と感情を表しました。夏目は実年齢より若い役柄を演じ、その魅力を伝えたいと意気込んでいます。加藤は、中西さんを演じる際に仲間との絆を感じることができ、この物語を通じて多くの人に感動を届けたいと願っています。七瀬もユーモアを交えながら、自身の経験を交えた舞台への思いを語りました。
舞台の見どころ
この舞台では、ただの部活動を超えた情熱や成長が描かれています。恋や勉強よりも演劇を優先する部員たちの姿は、青春の甘酸っぱさを感じさせます。また、作中での「たかが部活」という言葉が、実際にはどれほどの意味を持つのかを体感できる点も魅力。本作は、情熱を持って何かに打ち込むことの大切さを教えてくれる作品です。
公演は8月21日から25日まで行われ、特別なアフタートークショーや千秋楽スペシャルカーテンコールも予定されています。さらに、大阪公演も9月14日に開催予定です。舞台の魅力を感じながら、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
公式サイトでは詳細情報も掲載されていますので、興味を持たれた方はぜひチェックしてみてください。
公演情報
- - タイトル: 舞台「幕が上がる」
- - 原作: 平田オリザ(講談社文庫)
- - 出演: 須藤茉麻、夏目愛海、加藤夕夏、七瀬恋彩など
- - 日程: 2024年8月21日(水)~25日(日)
- - 会場: シアター1010(東京都足立区)
- - 詳細: 公式サイト