特別なランドセルが夢を叶える
「ともにつくるランドセル」と名付けられたこのプロジェクトは、鞄工房山本が2025年に開始する新たな取り組みです。このプロジェクトの特徴は、親子がデザインから製作に関わることで、子どもの「こんなランドセルが欲しい」という夢を実現できることです。
プロジェクトの概要と背景
鞄工房山本は、1949年に創業以来、子どもたちやその家族の笑顔に貢献することを企業の理念としてきました。これまでも、体の小さなお子さまや車椅子利用者用に特別なランドセルを製作しており、様々なニーズに応じた製品作りを行ってきました。
このプロジェクトは、それまでの製品にとらわれず、より多様性を尊重したランドセル作りへと進化を遂げるものです。家族の大切な思い出を形にするため、時間をかけて共にランドセルを作り上げていくのです。
プロジェクトの流れ
プロジェクトに参加するには、まず親子で「こんなランドセルが欲しい」というデザインの応募が必要です。その中から選ばれた家族は、職人と共に数回の打ち合わせを重ねながら、デザインを確定させて行きます。最終的には、職人の手によって作られたランドセルがその家族に贈呈されるという流れです。このように、実際に手を動かしながら作り上げることで、より特別な思い出となり、家族の絆も深まります。
値段と応募条件
オーダーメイドのランドセルは、使用する素材によって価格が異なります。例えば、牛革や人工皮革を使用するものは80,000円(税込)、かぶせコードバンは120,000円(税込)、全てコードバンを使用するものは180,000円(税込)となっています。
応募条件としては、奈良県橿原市にある本店への訪問が可能なこと、撮影に協力できることが求められています。撮影された内容は、鞄工房山本のウェブサイトやSNSで公開される可能性があります。
応募方法とスケジュール
応募は2025年1月14日から2月末まで受け付けられ、選考が行われた後、2025年3月15日までに当選者には通知が届きます。完成したランドセルは2025年12月頃にお渡し予定です。
応募方法は、専用フォームからのオンライン申込みのほか、郵送での応募も可能です。応募時には「どんなランドセルを作りたいか」というアイデアを詳しく書き添えることが求められます。
鞄工房山本の取り組み
過去にも、鞄工房山本では地域特性を生かした特別なランドセルを作る試みを行ってきました。たとえば、トマトをモチーフにした「トマトランドセル」は、同社が運営するトマト菜園のスタッフに贈ったユニークな企画です。また、車椅子利用者向けのランドセルも製作し、利用しやすさを追求する姿勢が評価されています。
今後も「夢」を具体的な形にするため、鞄工房山本は様々な取り組みを行っていき、親子で楽しむランドセル作りの場を提供していくことでしょう。どんなランドセルが生まれるか、今から楽しみです。
鞄工房山本について
鞄工房山本は、奈良の工房から「はじめての、一生もの。」というコンセプトでランドセルを提供しています。親から子へ、思いをつなぐ製品作りを大切にしながら、全ての工程を自社工房で行う一貫製造体制を守っています。