国分寺市のコミュニティバスにICカード決済を導入
国分寺市で走るコミュニティバス「ぶんバス」が、新たに交通系ICカードによる決済サービスを開始しました。運営を担うトーショー交通株式会社は、顧客の利便性向上を目的に、交通系ICカードの導入を実現しました。この取り組みは、株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス(TMN)との協力によって行われ、9月1日から利用可能となっています。
新しい決済手段の追加
「ぶんバス」では、すでにクレジットカードのタッチ決済および二次元バーコード決済が導入されていましたが、これに加え、交通系ICカードが新たに選択肢として加わりました。これにより、利用者はより便利に、スムーズに車両に乗り込むことができるようになります。
導入の背景とメリット
この交通系ICカード導入の背景には、コスト削減と運営の効率化があります。既存のキャッシュレス端末とTMNが提供するクラウド型サービスを連携させることで、初期投資を抑制しつつ、また保守や更新にかかる手間も軽減される仕組みが導入されました。これにより、運営側でも効率的な業務が可能となります。
「ぶんバス」の目的
「ぶんバス」は、国分寺市内における公共交通の空白地域を解消し、公共施設へのアクセスを確保するための重要な交通手段です。全6つのルートのうち、トーショー交通が運行を担当する4つのルートでは、今後交通系ICカードを利用することができます。この新たな決済手段によって、より多くの市民に利用され、地域の交通活性化につながることが期待されています。
今後の展望
トーショー交通とTMNは、今後も地域社会の交通の利便性向上に取り組んでいくことを約束しています。この連携により、地域の利益を享受できる持続可能な交通システムが確立できるでしょう。一般乗用旅客自動車運送事業を展開するトーショー交通は、地域に密着したサービスを提供し続けています。また、TMNは電子決済サービスの提供においても業界をリードしており、幅広い分野でその技術を提供しています。
企業情報
トーショー交通株式会社
- - 代表者: 岩田康太郎
- - 所在地: 東京都東久留米市柳窪1-9
- - 設立: 1968年2月
- - 資本金: 4,300万円
- - URL: トーショー交通
株式会社トランザクション・メディア・ネットワークス
- - 代表者: 大高敦
- - 所在地: 東京都中央区日本橋2-11-2
- - 設立: 2008年3月
- - 資本金: 61億6,510万円
- - 上場市場: グロース市場(5258)
- - URL: TMN
今後も「ぶんバス」に注目し、地域交通の発展を支えていきたいものです。