サグリとアグリメディアが協力し農業の課題解決へ
近年、日本の農業は高齢化や人口減少といった深刻な問題に直面しています。これにより、多くの地域で農地の受け手が決まらず、今後の農業経営が危ぶまれています。そうした中、サグリ株式会社(本社:兵庫県丹波市)は株式会社アグリメディア(本社:東京都目黒区)と共に、農林水産省の「地域外からの担い手参入促進」事業を受託したことを発表しました。この取り組みは、農業の新たな担い手を地域外からも受け入れ、農業課題の解決を目指します。
1. 農業界が直面する課題
日本の農業は、若い世代の参入が難しくなる中で、特に地方において受け手の決まっていない農地が多く存在しています。この問題の背景には、農業に従事する人の高齢化や、地域住民の減少が挙げられます。そのため、農林水産省は他地域からの法人などを戦略的に誘致し、地域の農業を維持・発展させる取り組みが急務であるとしています。
2. 新たなデジタルマッチングインフラの構築
サグリは、この新しいプロジェクトで次の三つの主要な取り組みを進めます。
1.
農地・参入希望法人の一元データベースの構築
他地域から参入可能な「受け手未定の農地」や、農業参入を希望する法人の情報を一元管理するシステムを整えます。これにより、地方自治体がデジタル技術を活用し、農地の受け手をスムーズに見つけられる体制を構築します。サグリのアプリ「ニナタバ」を利用して、必要なデータをデザインし、地方自治体との連携を深めることが期待されます。
2.
農業参入ポータルサイトの開設
農業参入を希望する法人向けに、受け手未定の農地情報や、各種支援制度、相談窓口などを集約したウェブサイトを立ち上げます。このサイトは法人のニーズに合わせた条件検索機能を持ち、マッチングの精度を高める手助けを行います。
3.
実効性のある参入計画の策定支援
地域を選定して、法人が実際に農業に参入し、持続可能な経営を展開するための具体的な計画策定を支援します。サグリの技術力を活用した衛星データとAIを用いて、最適な農地を高い精度で特定し、根拠ある参入計画の策定をサポートします。
3. サグリの企業戦略とビジョン
サグリ株式会社は2018年に設立された企業であり、「人類と地球の共存を実現する」をビジョンに掲げ、衛星データ解析技術を駆使した持続可能な農業の実現を目指しています。農地パトロールアプリや作物の検出技術を用いたアプリなど、多彩なプロダクトを提供しています。
これまでも経済産業省の支援を受け、様々なイノベーションを推進してきたサグリは、さらに農業分野でも新たな価値を創出していくことでしょう。これからの日本の農業を支えるため、地域の枠を超えた新たな担い手の発見と育成が期待されます。