中小企業向け新しい検査ソリューション「Visiona 2D」
株式会社ノアが、製造業に特化した新たな2D外観検査装置「Visiona 2D」を正式に発表しました。この装置は、特に中小企業向けに考慮された設計で、初期導入の手軽さと現場のニーズに応じた柔軟性を兼ね備えています。
開発の背景
近年、製造業では目視検査の属人化や熟練検査員の高齢化、品質のばらつき、人手不足といった課題が深刻化しています。特に中小から中堅の製造業では、「高額な検査装置を導入するのは難しい」「多品種生産には適合できない」などの声が多く聞かれます。これを受けて、株式会社ノアは「Visiona 2D」を開発しました。この装置は、「今すぐ始められる」「機能がちょうど良い」「後から拡張できる」という三つのポイントに基づいて、現場の自動検査をサポートします。
製品の特長
「Visiona 2D」は以下の特長を持っています。
- - 初期導入の簡便さ: 標準構成にはカメラ、照明、ソフトウェアが含まれており、導入時の初期コストを抑制。即座に自動検査が始められます。
- - 多様な検査に対応可能: オプションで照明制御や外部機器連携、複数カメラ、円筒形状の360度検査ユニットなどを組み合わせることで、製品の材質や形状に応じた柔軟な対応が可能です。
- - 高度なカスタマイズ対応: パッケージ製品では対応困難な特別な検査にも柔軟に応じます。詳細なヒアリングから、開発、導入支援を含めた一貫したサービスを提供します。
- - 最適なサイズと価格帯: 過剰な性能ではなく、「必要な性能だけ」を選べる点が特徴。1台から始められ、無理なく現場にフィットします。
- - 安定した検査精度: 熟練検査員の目に頼らず、安定した判断を提供することで、不良品の見逃しを最小限に抑え、品質の平準化を実現します。
実際の活用例
「Visiona 2D」は以下のようなさまざまな検査に活用可能です。
- - 樹脂成形品の検査: 欠けやバリ、変形といった成形不良を自動で検出。
- - 金属部品の外観検査: キズや打痕、バリなどの外観異常を高精度で把握。
- - 電子部品の寸法確認: チップやコネクタの有無、位置、向きなどを自動判断。
- - 円筒部品の全周検査: シャフトやパイプを回転させ、全体をチェック。
- - 透明体の異物検査: 異物や気泡を検出。
- - 自動仕分け: 検査結果をもとに、PLCやロボットとの連携による判定と排出処理を実施。
展示会情報
「Visiona 2D」は、2025年7月9日から東京ビッグサイトにて開催される「モノづくりワールド/製造業DX展」に初出展されます。実機によるデモンストレーションを通じて、具体的な導入イメージや課題解決の例を確認できます。
- - 展示会名: 第37回ものづくりワールド東京
- - 期間: 2025年7月9日(水)~11日(金)
- - 会場: 幕張メッセ7~8ホール
- - ブース番号: 46-53
- - 公式サイト: 製造業DX展
製品情報
- - 製品名: Visiona 2D(ビジョナ・ツーディー)
- - 発売日: 2025年7月(受注開始)
- - 製品サイト: Visiona 2D
お問い合わせ先
株式会社ノア
担当者: 磯谷
電話: 029-829-6428(会社) / 090-9191-6395(担当)
問い合わせフォーム:
お問い合わせ
新しい自動検査ソリューションが、製造現場の効率化と品質向上に貢献することを期待しています。