企業のコミュニケーション基盤が進化する
都築電気株式会社は、自社が提供するクラウドPBXサービス「TCloud for Voice」およびクラウドCTIサービス「CT-e1/SaaS」に、NTTコミュニケーションズの企業向けIP電話サービス「Arcstar IP Voice(Universal One)クラウドプラン」を新たに組み込むことを発表しました。この追加により、企業は専用の設備を各拠点に設置することなく、既存の固定電話番号を利用して外線通話基盤をクラウド化できるようになります。これにより、企業の音声コミュニケーションが一層効率的に行えるようになるでしょう。
導入の背景と目的
企業において、ICTツールのクラウド化が進む中、電話システムやコールセンター関連の導入には厳しい制約が存在していました。特に「回線事業者変更に伴う固定電話番号のポータビリティ(LNP)」においては、企業が番号をそのまま利用することが難しい面がありました。しかし、2023年11月12日に18社の固定電話サービス提供業者が「双方向番号ポータビリティ」を来年1月から開始することを発表。これにより制約が緩和され、企業はより柔軟に音声コミュニケーション基盤を整えることができるようになると考えられています。
都築電気はこの流れを受け、自社のクラウドサービスに新たな選択肢を加えることを決定しました。これにより、お客様が求めるニーズに対し、より柔軟に対応できる環境を提供し、音声コミュニケーションの基盤を飛躍的に進化させることを目指しています。
NTT ComのArcstar IP Voiceについて
新たに加わる「Arcstar IP Voice(Universal One)クラウドプラン」は、NTT Comが提供する企業向けのIP電話サービスです。その特長は広範なサービス提供エリアで、都築電気の「TCloud for Voice」や「CT-e1/SaaS」に収容することで、フルクラウド構成や外線GW利用、既存PBXとのハイブリッド構成、リモートワークへの対応といった多彩なシステム構成が実現可能です。
導入事例
この新たな組み合わせにより、企業は固定電話番号そのままでのクラウド化を実現できます。これには、例えば営業部門が顧客と直接通話を行う場合、従来通りの番号で通話しつつ、その内容はクラウドで管理できるため、業務の進捗を可視化することが可能になります。他にも、通話内容の録音やデータ分析も行えるため、品質向上にも寄与するでしょう。
セミナーのご案内
この新サービスに関する詳細を知るチャンスとして、都築電気及びNTTコミュニケーションズはオンラインセミナーを開催します。題して「双方向番号ポータビリティで番号そのままクラウド化!~IPVクラウドプランで各拠点の固定電話を廃止し、真のフルクラウド化を実現~」です。このセミナーでは、実際の事例や導入方法などについて説明が行われる予定です。日時は2025年1月28日(火)の14時から15時まで。参加希望の方は、公式リンクより申し込みを行ってください。
都築電気株式会社について
都築電気は100年を超える歴史を持つ企業であり、ICTを通じて、お客様の企業価値の向上や社会課題の解決を目指す姿勢を大切にしています。デジタルトランスフォーメーションやサステナブルな社会の構築に寄与することを目指し、様々なサービスを展開しています。今回のクラウドPBXの強化も、その一環として位置付けられています。
お問い合わせ
興味がある方は、都築電気までご連絡ください。ビジネスの未来を共に創造していくパートナーとして、皆様のお問い合わせをお待ちしております。