FIRST CVCと大和証券、業務提携の合意
FIRST CVC株式会社と大和証券株式会社は、大企業とスタートアップの協業を促進するため、業務提携に関する基本合意書を締結しました。この提携は、日本のオープンイノベーションの発展を目指しており、両者の強みを結集し、価値を創出することを目的としています。
業務提携の背景
日本の競争力を高めるためには、大企業が持つリソースとスタートアップのイノベーションを結びつけるオープンイノベーションの推進が重要です。しかし、情報の非対称性や企業文化の違いが両者の連携を妨げる要因となっています。FIRST CVCは「はじめてのはじまりを描き続ける」というミッションのもと、日本最大級のCVCネットワークを構築し、データや業界の知見を活用して協業を企画しています。一方、大和証券は長年培った金融サービスの知識を基に、スタートアップ支援に取り組んでいます。
この提携は、お互いの強みを融合させ、大企業とスタートアップの連携障害を取り除くことを目指します。これにより、日本発のイノベーション作りを加速させたく考えています。
基本合意の内容
提携の具体的な内容は、主に以下の4つのポイントに分かれています。
1.
戦略的マッチングの強化
大和証券とFIRST CVCの顧客基盤を組み合わせ、高精度のビジネスマッチングと新しい連携機会を生み出します。
2.
AIソリューションの活用
FIRST CVCのAIソリューションを利用して、スタートアップ選定や資料作成プロセスを自動化し、効率化を図ります。
3.
資金調達支援
大企業によるスタートアップとの連携を前提とした投資やスタートアップの資金調達を支援します。
4.
オープンイノベーション推進コミュニティの形成
大企業向けのイベントを共同開催し、オープンイノベーションの促進を図ります。
各社のコメント
FIRST CVCの代表取締役、山田一慶氏は「大和証券と提携できることを心より嬉しく思います。長年の蓄積した知見を駆使し、オープンイノベーションの加速を支援します」と述べています。また、大和証券の阿部東洋常務執行役員は「新たな価値創出が求められる現状の中、FIRST CVCとの提携は重要なステップです。両社の強みを生かし、持続可能な企業間連携を進化させ、革新的な事業創出を加速させます」と語りました。
会社概要
大和証券株式会社
- - 代表者: 荻野 明彦
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内一丁目9番1号
- - 設立: 1999年4月
- - 事業内容: 金融商品取引業及びそれに付帯する事業
- - 会社HP
FIRST CVC株式会社
- - 代表者: 山田 一慶
- - 所在地: 東京都渋谷区神泉町20-21
- - 設立: 2020年1月
- - 事業内容: CVCコミュニティの運営、スタートアップの連携支援
- - 会社HP
この提携により、新しいビジネスモデルが生まれることが期待され、今後の両社の取り組みに注目が集まります。