豪州でのCO2貯留
2020-12-07 00:00:02

トランスボーダーズエナジー、豪州でのCO2貯留プロジェクトを推進

トランスボーダーズエナジー、豪州における新たなCO2貯留プロジェクトの展開



トランスボーダーズエナジーは、豪州において新たに「deepC Store」と名付けられた洋上CO2回収貯留(CCS)プロジェクトの共同開発を提案しました。このプロジェクトは、豪州およびアジア太平洋地域の産業施設から排出されるCO2を効率的に処理し、環境保護に寄与することを目的としています。

プロジェクトの背景と目的



「deepC Store」プロジェクトは、CO2を回収して液化し、船舶で豪州沖に設置される洋上の貯留ハブ設備に運搬した後、特製の地下貯留層に圧入する仕組みを持っています。この方法によって、CO2を長期間にわたって安全に管理できるのです。この取り組みは、豪州政府が掲げる「CO2排出削減技術ステートメント」の方針に沿っており、次世代のエネルギー産業や重点的に取り組むべき技術の一つとして位置づけられています。

例えば、豪州ではエネルギー業界や交通、農業、重工業などから膨大な量のCO2が排出されており、その削減は急務とされています。このような背景を受けて、トランスボーダーズエナジーは、研究機関や業界リーダーとの連携を強化し、プロジェクトの実現に向けた準備を進めています。

提携先とその役割



今回のプロジェクトでは、トランスボーダーズエナジーは7つの主要組織と提携し、共同開発に関する覚書を締結しました。提携先には、Add Lucid Pty Ltd、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)、商船三井、九州電力、大阪ガス、Technip オーストラリア、東京ガスなどが名を連ねています。これらの組織はそれぞれの専門性とリソースを結集し、プロジェクトの技術的な検証、資金調達、経済性評価に取り組む予定です。

開発の重要性と期待



トランスボーダーズエナジーの会長であるJack Satoは、今回の覚書締結が「本プロジェクトにおける重要なマイルストーンであり、関連業界が協调し豪州の脱炭素化を加速する」と語っています。また、CSIROの研究者であるLinda Stalker博士も、本プロジェクトが豪州のネットゼロ目標に向けたエネルギー転換に寄与すると強調しています。

これから、トランスボーダーズエナジーは、提携先と共に「deepC Store」を実現させるための具体的な調査計画や資金調達を進めていくでしょう。プロジェクトの成功は、豪州だけでなくアジア太平洋地域全体における持続可能なエネルギー戦略に大きな影響を与えると期待されています。

お問い合わせ



本プロジェクトに関する詳細は、トランスボーダーズエナジーの広報窓口までお問い合わせください。興味のある方は、ぜひ日本語でのお問い合わせをお待ちしています。

会社情報

会社名
Transborders Energy Pty Ltd
住所
Level 51008 Hay Street, Perth, WA 6000, Australia
電話番号
618-6145-1100

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