岡山大学ウェイトトレーニング部との連携で口腔ケアの効果を実証実験！

新たな挑戦：口腔ケアと競技パフォーマンスの関係

医療用品メーカーであるダイヤ工業株式会社のグループ企業、メディカルクラフトン株式会社が、国立大学法人岡山大学ウェイトトレーニング部と共同で注目の実証実験を開始しました。このプロジェクトでは、アスリートにおける口腔ケアの効果を科学的に検証することが目的です。

実証実験の概要

この実証実験は、2025年11月12日から12月7日までの約1か月間にわたり行われます。岡山大学のウェイトトレーニング部に所属する13名の選手（男性9名、女性4名）を対象として、日々の口腔ケアが彼らのボディコンディションや競技パフォーマンスに与える影響を検証します。具体的には、広島大学との共同研究で開発された口腔ケア製品「オーラルプリベント＆ケア」を使用してもらい、その結果をもとに解析を行う予定です。

この製品には、口腔内のバイ菌を殺菌するための成分が揃っており、使用方法も簡単です。1回あたり3〜5プッシュした液を口に含み、20秒間ブクブクうがいを行った後、ブラッシングをすることで、虫歯菌や歯周病菌の抑制が期待できます。

検証方法：科学的アプローチ

選手たちは、製品を使用するグループと使用しないグループに分けられ、競技結果を統計的に比較します。具体的には、2025年12月の全日本学生選手権（インカレ）の結果を基に、製品使用前と後の成績を比較し、口腔ケアが選手のパフォーマンスにどのように影響を与えたかを検証します。結果として、口腔ケアによる効果と選手自身のパフォーマンス向上の関連性を明らかにすることを目指しています。

プロジェクトの背景

この実証実験が実現した背景には、過去の取り組みへの関心と専門的な知識を有するスタッフの存在があります。以前に実施された岡山理科大学サッカー部との共同実験を見た岡山大学ウェイトトレーニング部の監督が、口腔ケアへのアプローチに興味を持ったことがきっかけです。また、メディカルクラフトンには公認スポーツファーマシストが在籍しており、アスリートのコンディショニングサポートに携わっていることも、検証の重要な要素となっています。

メディカルクラフトン株式会社：口腔ケアのリーダー

メディカルクラフトンは、口腔ケア製品の開発、製造、販売を行っており、選手たちが安心して使用できる製品づくりに注力しています。「オーラルプリベント＆ケア」は、口臭や虫歯、歯周病などのトラブルを予防するために設計された製品で、ドーピング禁止物質を含まない安全性が確認済みです。担当者は、アスリートの健康をサポートするための取り組みを強化しています。

この実証実験を通じて、口腔ケアがアスリートに与える影響について新たな知見が得られることが期待されています。アスリートの健康維持とパフォーマンス向上に向けた取り組みが、今後のスポーツ界においても大きな意味を持つことでしょう。