防災イベントレポート
2025-10-07 11:18:32

京都市で開催された子ども向け防災イベントと対談の報告

京都市で開催された子ども向け防災イベント



2025年9月7日、京都市中京区の壬生寺で、関係者と地域住民が集まった子ども向け防災イベント「地獄レスキュー!ぼうさい修行ラリー」が実施されました。会場には292名の子どもとその家族が参加し、400名を超える親子が防災について学ぶ機会を得ました。この取り組みは、京都市消防局や地元自治会との連携によって実現したものであり、参加者たちはお寺という特別な場所を舞台にした多様な防災アクティビティを体験しました。

イベントの目的とプログラム



本イベントの目的は、地域社会や家族と協力しながら、災害時の自己防衛能力や共助の意識を育てることです。イベントでは、火・水・風・地・恵・心をテーマにした6つの修行を通じて、遊びながら防災の知識と技術を身につけるスタンプラリー型のワークショップが行われました。各修行は、防災の重要性を楽しく学べるように工夫され、参加者はそれぞれのテーマに沿ったアクティビティを体験しました。

  • - 火の修行:「鬼たいじ!消火器ストラックアウト」では、実際に消火器を使いながら消火法を学び、楽しくスリルを味わいました。
  • - 水の修行:「アイデアを形に!ふろしきワークショップ」では、ふろしきを使って防災頭巾やカッパを作る方法を習いました。
  • - 風の修行:「トイレのピンチを救え!ダンボールトイレをつくろう」では、身近な素材を用いてトイレを作り、創造力を養いました。
  • - 地の修行:「新聞紙で作る足袋とリュックで水運び」では、新聞紙を使って道具を作り、実用性を学びました。
  • - 恵の修行:「お湯だけでおにぎりをつくれ!ぼうさいクッキング」では、火を使用せずに簡単におにぎりを作る方法を学びました。
  • - 心の修行:「仏さまの“ええ話”を聞いて、心をととのえよう」では、僧侶の講話を通じて心構えやメンタルケアの重要性を学びました。

辻直美氏による講演



イベントのもう一つの目玉は、防災専門アドバイザーの辻直美氏による講演でした。彼女は30年以上のレスキュー経験を持ち、災害時の対策や防災に必要な心構えについて語りました。辻氏は特に「君が防災リーダーだ!PPGSで大事な人を守ろう!」というテーマで、家庭や地域で簡単にできる防災テクニックを紹介。PPGS(ペットボトル、ペットシーツ、ゴミ袋、新聞紙)を用いたアイデアなども提供し、参加者からは熱心な耳が傾けられました。

対談の内容



イベントの後半には、辻氏とTERA Energyの取締役・霍野廣由氏による対談が行われ、「お寺と防災の可能性」について意見が交わされました。霍野氏が「防災におけるお寺の役割」について問うと、辻氏はお寺が地域にとって重要な役割を果たすべきだとやり取りしました。また、コミュニティのつながりを強めることが災害時の助け合いに繋がると強調しました。

この対談では、共助の観点からお寺の機能や役割について深く掘り下げました。参加者たちは地域でのつながりの重要性を再認識すると共に、今後の活動の展望についても意見を交換しました。

おわりに



このようにして、壬生寺での「地獄レスキュー!ぼうさい修行ラリー」は、子どもたちにとってだけでなく、地域社会全体にとって大きな意義のあるイベントでした。防災に対する理解を深め、地域のつながりを育む時間となりました。今後もこのような取り組みを通じて、お寺が地域の防災の拠点となることが期待されます。


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会社情報

会社名
TERA Energy株式会社
住所
京都府京都市右京区西京極堤外町18-124
電話番号
075-874-4851

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