フューチャーグループ、建設業界のメタバースを革新するデザイン支援を開始

フューチャーグループが創造する建設業界の未来

フューチャーグループは、ITコンサルティングとビジネスイノベーションを中心に展開するソーシャルデザインカンパニーです。最近、同社の子会社であるネイロが大成建設が推進する「建設承認メタバース」プロジェクトで、UI・UXデザインの支援を開始しました。この取り組みは、建設業界におけるデジタルトランスフォーメーション（DX）の進展を促進する大きな一歩です。

背景：建設業界の変革

建設業界は2024年問題に直面しており、紙図面の管理や目視確認といった従来のアナログ業務から脱却し、生産プロセスのデジタル化を進める必要があります。大成建設は、日立グループと共に「建設承認メタバース」という次世代システムを開発しています。このプロジェクトでは、BIM（Building Information Modeling）を基に、デジタルデータで構築されたリアルな3次元空間を探索することで、建築プロジェクトに関与する全ての関係者の合意形成をスムーズに進めることを目指しています。

ネイロによるUI・UXコンサルティング

今回、ネイロが果たす役割は非常に重要です。ネイロはゲームデザインの豊富な経験を生かし、視認性やアクセシビリティを高めるUI・UXの改修に取り組んでいます。専門知識がさほどなくとも、ユーザーが直感的にシステムを利用できるようになれば、教育にかかるコストも削減され、システムの普及が加速するでしょう。

加えて、関係者間の合意形成を効率化するために、操作誘導にゲーミフィケーションの要素を取り入れています。このアプローチは、ゲームの思考法を用いて、ユーザーの心理的要素を考慮したデザインを実現するものです。実際にフィードバック機能やアニメーションを駆使することで、ユーザーの行動を促し、資料の確認負荷を軽減しつつ、議論や検討の質の向上が期待されています。