キャッシュレス決済の未来
2019-07-12 10:01:00
自動販売機のキャッシュレス決済化に向けた新提携がもたらす未来
自動販売機のキャッシュレス決済化に向けた新提携がもたらす未来
IoTベンチャー企業のTenTenと、三井住友カードが新たに協力し、飲料自販機業界におけるキャッシュレス決済の普及を促進しています。現代社会では、真の便利さを追求する中で、全国どこでも消費者がキャッシュレスで支払える環境が求められています。しかし、飲料自販機においては、決済端末の導入コストや通信費が大きな課題となり、キャッシュレス社会の実現が妨げられていました。
課題の背景
飲料自販機業界では、ルートドライバーの労働環境が問題とされています。商品の補充や在庫管理に関わる業務の効率化は、飲料事業者にとって重要な経営課題です。特に、手間のかかる業務を最適化し、作業者の負担を軽減することが急務となっています。
新たなソリューションの提供
TenTenと三井住友カードは、飲料事業者に対して、いくつかの具体的なソリューションを提案しています。まず、キャッシュレス決済端末のコストを削減し、通信費を軽減することで、飲料業者がキャッシュレス導入しやすい環境を整えます。この結果、飲料自販機の売上や在庫情報をリアルタイムで把握できるようになり、業務の効率化が図られることが期待されています。
さらに、消費者向けには、商品購入に対するスタンプやポイントサービスを含むロイヤリティプログラムも導入され、企業と顧客の近しい関係構築が促されます。これにより、飲料自販機でのキャッシュレス決済がより便利に活用されることになります。
無人精算機市場への挑戦
日本には、5兆円を超える無人精算機市場が存在しますが、この分野でのキャッシュレス化は遅れています。TenTenと三井住友カードは、この市場におけるプリペイド方式のキャッシュレス決済サービスを推進し、今後も幅広い業態への対応を進めていく方針です。特に、コインパーキングやコインランドリーなどにおいても、キャッシュレス決済サービスの裾野拡大を目指しています。
企業のビジョン
三井住友カードは、利用者や事業者が抱える課題を解決し、便利で使いやすいキャッシュレス環境を実現することを目指しています。特に中小企業へのキャッシュレス導入支援を進める一方、スムーズな業務運営を実現するために、スマートフォンやタブレット端末を活用した決済サービスであるSquareを提案しています。
TenTenの背景
TenTenは、多国籍メンバーで構成されたテクノロジーベンチャーとして、自動販売機を核としたマーケティングや決済、メンテナンスの分野で独自のサービスを提供しています。そのユニークなアプローチにより、自動販売機の利便性が高まることが期待されています。
今回の提携は、自動販売機業界におけるキャッシュレス決済の普及と、働き方改革の進展を同時に実現するための重要なステップです。TenTenと三井住友カードは、消費者の利便性向上と業務効率化を通じて、キャッシュレス社会の早期実現を目指していきます。
会社情報
- 会社名
-
TenTen株式会社
- 住所
- 東京都渋谷区神宮前4-22-3パレスジン301
- 電話番号
-
03-6455-4322