KAIAとOobitが新たな決済サービスを展開
KAIA DLT財団は、デジタル資産決済ゲートウェイであるOobitと提携し、KAIAエコシステムにおいて初めてとなるタップ・トゥ・ペイサービスを発表しました。この革新的なサービスは、デジタル資産を活用した決済を簡便に行えるものとして、韓国、タイ、フィリピンに住むKAIA資産保有者に向けられています。
デジタル資産でリアルタイム決済
このサービスにより、ユーザーは世界最大級の米ドル建てステーブルコインである「Tether(テザー)」のUSDTや、KAIAエコシステム内のユーティリティトークン「KAIA」を用いて、Visa加盟店でオフライン・オンラインを問わず、簡単に支払いを行うことができるようになります。これまでハードルとなっていたデジタル資産の決済が、より身近なものとなるでしょう。
追加コスト無く導入可能
Oobitの決済サービスの特長は、すでに存在するVisaカード端末やオンライン店舗で使用可能である点です。加盟店にとっては、新たなPOSシステムやハードウェアの導入に伴うコストや契約が不要で、KAIAのデジタル資産を受け取りながら、リアルタイムで法定通貨に換金・精算することが可能です。このため、加盟店にとっても導入のハードルが低くなっています。
複数のウォレットに対応
OobitはKlipやKAIA Walletなど、KAIAに基づくすべてのウォレットと連携しています。ユーザーは各ウォレットの基本的なインターフェース内から直接、決済機能を有効化することができ、利便性が向上しています。特にKlipウォレットとの統合機能は9月初めに、KAIA Walletとの統合は9月中にリリース予定となっています。
新しい決済の形とは
OobitはNFCを利用したタップ・トゥ・ペイ決済に加え、オンライン決済にも対応しています。このハイブリッド決済ソリューションは、デジタル資産の活用をさらに身近にし、消費者に新たな選択肢を提供することを目指しています。
関係者の声
OobitのCEO、アムラム・アダー氏は「デジタル資産を用いた決済は、カードやスマートフォンをタッチするのと同じくらい簡単であるべきだと考えています。この度、それがいよいよ実現しました。KAIA Walletの統合を通じて、アジア市場で数百万人規模の利用者を捉え、日常生活においてデジタル資産がより便利に利用できるよう努めます」とコメントしています。
また、KAIA DLT財団の代表、ソ・サンミン氏は「KAIAユーザーがOobitのタップ・トゥ・ペイアプリを利用して、Visa加盟店やオンライン決済網にアクセスできることを非常に喜ばしく思っています。KAIAは今後もOobitのような追加のパートナーと連携し、デジタル資産に基づく多様な決済オプションを提供していきます」と述べました。
まとめ
KAIAとOobitの提携は、デジタル資産決済の新境地を開くものであり、アジア市場におけるスマートな決済手法の普及に期待が寄せられています。今後の展開にも注目が集まります。