Shopify Japan、2025年3月の販売動向を発表
グローバルなコマースプラットフォーム、Shopify Japan株式会社が2025年3月の日本における販売動向を発表しました。2025年3月の消費者行動のデータは、昨年同月と比較した結果、特に「新生活」に関連する消費動向が顕著に現れました。この春、大学進学や新社会人の季節を迎える中、生活必需品の販売が増加しています。
消費傾向の概要
3月は例年、大学の卒業や新社会人のスタートにより、消費が活発化する時期です。2025年もその傾向が続いており、特に「快適」「実用性」「利便性」を重視する消費が目立つ結果となりました。以下に、販売動向の具体的なポイントを紹介します。
自炊を重視する若者たち
特に注目されたのは、自炊の優先度が高まっていることです。オーブンの販売は前年同月比で2365.6%増、トースターやグリルも1381.2%の増加を記録しました。この背景には、若年層を中心とした健康志向や料理への関心の高まりが見受けられ、基本的な調理家電に加え、ちょっとした贅沢を楽しむための調理アイテム購入が進んでいることが示唆されています。
新生活に向けた空間整備
デスクライトの販売も驚異的な737.8%の伸びを示し、自宅でのワークスペースや勉強スペースを整える動きが広がっています。ハイブリッドな学習や働き方の進化が影響していると考えられ、快適な作業環境を求めるニーズが顕在化しています。
清潔な生活を支える商品が人気
新生活を清潔に始めたいとの思いから、掃除関連商品の需要も高まりました。回転モップの売上は74.0%増。他にも、掃除道具の整備に対する投資は、新しいライフスタイルの重要な要素とされています。
省スペース家具の需要増加
さらに、都市部の限られたスペースを活用するための機能的な家具の需要も上昇しています。すのこベッドフレームやラック付き本棚の売上はそれぞれ79.5%と55.1%増加しました。これにより、快適な住環境づくりへのニーズが強まっていることが伺えます。
シーズン感を意識したファッションも
ファッション分野では、通勤向けアウターの売上が増加しています。特にウィンドブレーカーは194.7%、トレンチコートは34.1%の伸びを見せました。また、クラシックビキニの売上は1278.2%と急増し、夏のレジャーを見据えた購買意欲が垣間見えます。
消費者のライフスタイルの変化
Shopify Japanの暫定カントリーマネージャー、ショーン・ブロートン氏は、「Shopifyのデータは、日本の消費者のライフスタイルが変化している様子を映し出しています。この春、若い世代は自立した生活や快適な生活環境への投資を重視し、自分らしい空間づくりを楽しむ傾向が見受けられます」とコメントしています。
Shopifyについて
Shopifyはカナダのオタワに本社を構える企業で、世界中の小売業者に向けてコマースプラットフォームや関連サービスを提供しています。起業家から中小企業、大手企業までを幅広くサポートし、「すべての人に、より良いコマース体験を」というビジョンのもと、オンラインやリアルストアでの顧客満足度向上を追求しています。詳細については、
こちらからご覧ください。