新しい有田焼の誕生
2026-02-25 14:07:46

廃棄陶土と紙が生み出す新しい有田焼「NEO CLAY×TSUMUGI」

廃棄陶土を活用した新たな有田焼が誕生



佐賀県の有田焼業界で新たな取り組みが始まります。それは、廃棄されていた陶土と紙資源「パルプ」を融合させた、革新的なシリーズ「NEO CLAY®×TSUMUGI」です。このプロジェクトは、一般社団法人アップサイクルと株式会社東洋セラミックスが手掛け、2023年2月25日(水)から順次販売されます。

背景と目的



近年、資源の持続可能性は重要なテーマとなっており、有田焼の製造過程で廃棄される陶土の成分が問題視されてきました。この「珪(けい)」と呼ばれる成分は、成形に必要な粘性がないため、毎年300〜400トンが産業廃棄物として処理され、そのコストは約1000万円にも上ります。これを解決すべく開発されたのが「NEO CLAY®」です。

「NEO CLAY®」は、珪を細かく粉砕し、他の土と混ぜ合わせて粘性を持たせることで、新しい陶土として生まれ変わっています。こうした技術は、国内の窯業界全体に適用できるため、有田焼にとどまらない広がりを見せます。

プロジェクトの理念



一般社団法人アップサイクルは、持続可能な社会の実現を目指す団体で、2023年2月には新たなプロジェクト「TSUMUGI」を立ち上げました。このプロジェクトでは、紙資源の回収や間伐材を再利用し、紙糸へと加工する取り組みを行っています。これらの紙糸を「NEO CLAY®」の一部として活用し、地域の資源を循環させることを目指しています。

商品の特徴



新しい有田焼「NEO CLAY®×TSUMUGI」シリーズは、従来の有田焼とは一線を画した、ざらりとした質感が特徴です。釉薬を使用せず、陶土本来の魅力を活かしたデザインとなっており、麻乃葉模様、若葉模様、手描墨絵唐草模様という3種類から選べます。今回の製品は、未来世代への責任を果たすための新たな形を提示しています。

各アイテムの価格は、麻乃葉模様の洋皿が3750円(税別)から、手描墨絵唐草模様の洋皿が4800円(税別)と、技術革新にもかかわらず、従来の有田焼と同等の価格帯となっているのも嬉しいポイントです。

販売情報



「NEO CLAY®×TSUMUGI」シリーズは、以下の店舗およびECサイトで販売が開始されます。カジュアルワイングラスのみ、販売開始は3月下旬を予定しています。
  • - 東洋セラミックス店舗(佐賀県西松浦郡有田町赤坂丙2351-169 アリタセラ)
  • - TSUMUGI店舗(福島県会津若松市七日町9-2)
  • - ネスカフェ原宿(東京都渋谷区神宮前1-22-8)
  • - 東洋セラミックスECサイト こちら
  • - TSUMUGI ECサイト こちら

まとめ



「NEO CLAY®×TSUMUGI」シリーズは、廃棄資源の有効活用という社会的課題に応えるだけでなく、日本の伝統産業である有田焼に新たな命を吹き込む重要なプロジェクトです。この試みが、多くの人々に有田焼の魅力を再発見させ、持続可能な未来を築く一助となることを願っています。


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会社情報

会社名
一般社団法人アップサイクル
住所
大阪府大阪市中央区本町3-3-9
電話番号

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