大阪けいさつ病院でのロボット手術の実績
令和8年6月8日、大阪けいさつ病院は新たな治療法として手術支援ロボット「ダビンチXi」を使用した中咽頭がん手術を実施しました。この手術は耳鼻咽喉科・頭頸部外科の福角隆仁部長の執刀により行われ、低侵襲で精密な施術が期待されています。
ダビンチXiの特長
手術支援ロボット「ダビンチXi」は、体への負担を軽減することを目的とし、数箇所の小さな切開から手術器具と3D内視鏡を挿入します。この方法は従来の腹腔鏡手術よりもはるかに精緻で低侵襲性が高く、泌尿器科や婦人科をはじめとする様々な分野で使用されています。特に2022年からは中咽頭がんに対する手術も保険適応となり、こちらの領域でも普及が進んでいます。全国での実施施設の中で、大阪けいさつ病院は8か所の手術を行っている一つです。
手術の進行
今回の手術は、経口的手術に比べて複雑な操作を容易にし、狭小な口腔内を立体的に観察できる利点があります。また、360度可動するロボットアームによって、高精度な操作が可能になります。手術後の生活の質や心理的な側面にも配慮されており、腫瘍周囲の安全域を確保しやすいことが後遺症を減らす要因となります。
今後の展開
当院ではロボット手術の導入を進めており、「先端ロボット手術センター」には「ダビンチXi」に加え、単孔式の「ダビンチSP」や最新の「ダビンチ5」、良性疾患に対応する「Senhance」、人工膝関節手術用の「Mako System」の合計5台が稼働しています。これにより、より多くの疾患に対する手術が可能となり、地域医療に貢献するための努力を続けていきます。
医師からのメッセージ
耳鼻咽喉科・頭頸部外科の福角部長は、「がん治療の成績向上だけでなく、患者様のQOL(生活の質)向上を目指して低侵襲手術に取り組んでいます。ダビンチXiの導入は我々にとって大きな進展であり、頭頸部がん治療における副作用軽減を目指して、今後も最先端の医療技術の追求を続ける予定です」と述べています。
お問い合わせ
診療内容についてのご質問は、大阪けいさつ病院の耳鼻咽喉科・頭頸部外科または地域医療連携センターまでお気軽にお問い合わせください。電話番号は06-6771-6051です。数々の新しい治療法が地域の皆様に届くよう、努力を続ける所存です。