LiDAR技術で研究活動を支援するアカデミックプラン
株式会社マプリィは、大学や高校などの教育機関向けにLiDAR技術や点群データを利用した「アカデミックプラン」を新たに開始しました。このプランは、従来高コストだった三次元解析を手の届く価格で提供し、研究成果の発信をサポートするものです。特に森林調査や地形評価、植生解析など、多岐にわたる分野で活用が期待されています。
アカデミックプランの概要
1. 対象と提供内容
このアカデミックプランは、大学をはじめ高校や専門学校など幅広い教育機関が利用できるように設計されています。特別価格のアカデミックサブスクリプションプランを年額で提供しており、詳細な価格はお問い合わせで確認できます。プランには、地上LiDAR(LA03-1 / LA01-2 / LA03-2)、RTKレシーバー(R1)、解析ソフト(mapryPC版)が含まれています。さらに、広範囲の調査にはレーザードローンM1やモービルマッピングシステムM2も利用可能です。
2.成果物の種類
提供される成果物にはLAS形式の点群データ、DTM/DSM(5cm~25cmメッシュ)、GeoTIFF、断面図などが含まれます。これにより、卒論や修論テーマとしての研究に求められる高いクオリティのデータ生成が実現します。
導入するメリット
高精度データの手軽な取得
地上型LiDARを使用することで、ドローンが使えない場所でも数センチ単位の高精度なデータを短時間で収集可能です。これにより、研究者は即座に実用的なデータを手に入れることができます。
幅広い研究テーマへの適応
このプランは、森林科学や環境学、地形学、防災科学など多様な分野での応用が可能です。研究室単位で機材を共有することで、複数の研究テーマや共同研究プロジェクトにも対応でき、成果を学会発表などで発信するためのデータ収集が効率的に行えます。
教育現場での具体的な活用法
林分調査
具体的な活用事例として、森林科学での林分調査があります。立木の自動検出や樹高、材積推定が行われ、従来の方法に比べて大幅な調査効率の向上が期待されます。また、得られたデータは論文や研究発表にも直結します。
地形形状の取得
地形学や防災科学分野では、点群データから生成される高精度DTMを用い、微地形の分析が可能です。得られたデータはGISでの管理が容易なラスタ形式(GeoTIFF)に変換することができ、さまざまな研究に活用できます。
環境科学への応用
農業や環境科学においては、ボクセル解析を用いて農作物の体積やカーボンストックを推定することができます。これにより、新たな研究の可能性が広がります。
利用までのプロセス
アカデミックプランを利用するには、まずお問い合わせを行い、研究ニーズをヒアリングします。最適な構成を提案し、その後お見積もりや申し込みを行います。機材提供後には、初期設定サポートと操作マニュアルも提供され、研究利用が始まるまでサポートを受けられます。
お問い合わせ先
プランの詳細やデモ希望など、お気軽にマプリィにお問い合わせください。公式ホームページもご覧ください。
マプリィ公式サイト
会社概要
社名:株式会社マプリィ
所在地:兵庫県丹波市春日町多田165番地
代表者:山口 圭司
HP:
地図
メール:
[email protected]
このように、株式会社マプリィのアカデミックプランは、LiDAR技術を利用した研究の新たな可能性を切り開くものであり、多くの学生や研究者に貢献できる内容となっています。