TDIによる日本精工向け生成AIの導入
TDI株式会社は、東京都新宿区に本社を置く独立系システムインテグレーターであり、日本精工株式会社(NSK)における生成AI搭載のガバナンス・リスク・コンプライアンス(GRC)プラットフォーム「IBM OpenPages」の導入を支援しました。この新たなプラットフォームは、ERM(全社的リスク管理)体制の再構築を狙いとしたもので、事業部門、リスク管理・コンプライアンス部門、内部監査部門がそれぞれ役割を担う「三線モデル」に基づいて設計されています。
導入の背景
NSKは、外部環境の変化に対応するため、ERM体制の高度化を急務としていました。その中で、社内でのリスクやインシデントの責任の所在の明確化、ならびに重要なリスクの見極めが課題となっていました。このような状況から、より実効性のあるERM体制への刷新が求められ、IBM OpenPagesの導入が決定されました。
三線モデルによるアプローチ
TDIは、NSKが設計した「誰が・どのようなリスクやインシデントに責任を持ち・どう報告するか」というルールと業務プロセスをシステム上に反映し、全体のリスク管理のフレームワークを整備しました。このアプローチにより、ERM体制の安定した運用が可能となり、リスク管理のさらなる高度化を促進します。
導入後の効果
1. 責任の明確化
IBM OpenPages上では、リスクカテゴリーごとに設定された責任部門への報告が紐付けられ、対応状況が可視化される体制が確立されました。これにより、どの部門がどのリスクに対して責任を持つかが明確になります。
2. モニタリングの向上
重要なリスクやインシデントをダッシュボードで常に共有・可視化できる環境が整備されることで、管理状況がより把握しやすくなりました。これにより、迅速に対応策を講じることが可能となります。
3. 業務の効率化
リスクアセスメントや報告・モニタリングのプロセスが一連の業務として運用できるようになり、転記作業の削減が果たされました。これにより、業務負担が軽減され、効率化が実現します。
今後の展望
TDIは、今回の取り組みを通じて、引き続きNSKのERM体制の進化を支援し、経営に貢献するソリューションを提供していく方針です。また、TDIのウェブサイトにおいて、導入事例の詳細やIBM OpenPagesの効果について紹介しています。
詳しくは以下のリンクをご覧ください。
企業情報
日本精工株式会社(NSK)
NSKは1916年に日本で初めて軸受の量産に成功し、その後も自動車部品や精密機器など多様な製品を展開してきました。産業の発展に寄与する企業として知られています。
TDI株式会社
TDIは1968年に設立され、企業向けのシステム開発や保守、運用サービスを提供することで、多様な業種のお客様の課題解決に取り組んでいます。企業理念「心でITを」を掲げ、テクノロジーの進化に対応したソリューションを提供しています。