堺市で楽しむ注染の魅力！浪華本染め展の開催情報

浪華本染め（注染）展が堺市で開催

堺市において、伝統産業「浪華本染め（注染）」の魅力を発信するためのイベント、浪華本染め展が開催されます。このイベントでは、注染手ぬぐいやゆかたといった製品の展示や販売、さらには注染技術の実演も行われ、訪れた人々にその魅力を直接体験していただくことができます。

注染とは

「浪華本染め」とは、一般的には「注染」と呼ばれ、伝統的な手染め技術のことです。この技法では、染料を生地に注ぎ込むことによって、表面だけでなく裏面も同時に染色します。そのため、両面ともに同じ色合い、柄が施され、使い込んでも色あせにくいという特長があります。通気性にも優れ、非常に実用的です。

イベント詳細

日時

- 開催期間: 令和7年6月30日（月）から7月4日（金）まで
- 時間: 9時30分から16時30分（実演は7月4日のみ実施）

場所

- 会場: 堺市役所本館1階エントランスホール

- 住所: 堺市堺区南瓦町3-1

展示内容

展示内容には、注染手ぬぐいやゆかた、日傘など、注染に必要な道具が含まれます。

販売内容

一般の方々に向けて、注染手ぬぐいやゆかた（反物）、日傘などの販売も行います。注染手ぬぐいなどは、オンラインショップ「堺伝匠館」でも購入可能です。

実演内容

注染技術の実演も行われます。特に「糊置き」や「注ぎ染め」の実演が行われ、参加者は職人が手がける染めた作品をその場でプレゼントされる機会もあります。実演は、4日（金）のみ、計5回のセッションで行われます（各回約30分）。

アンケート実施

期間中には、浪華本染めに関するアンケートも行われます。これに回答された方には、注染に関連した粗品がプレゼントされます。数量限定のため、早めの参加をお勧めします。

注染の歴史と魅力

浪華本染めは、明治20年頃に大阪で開発された手法です。この技術によって、大量生産が可能になり、今に至るまで多くの人々に愛され続けています。注染の魅力は、陰影や色の混ざり合いにあり、すべて職人の手作業によって仕上がるため、一つとして同じものが存在しない希少性も見逃せません。職人の技術が生み出す美しい染め表現を、ぜひこの機会に体験してみてください。