2025年2月28日、大阪府貝塚市に新たにオープンする「バーガーキング イオン貝塚店」は、障がいを持つ方々が社会で活躍できる場所を提供することを目的とした特別な店舗です。
この店舗を運営する社会福祉法人檸檬会は、障がい福祉事業に取り組んでおり、就労移行支援事業や生活訓練など、さまざまな支援を通じて障がい者の自立を支援しています。檸檬会は、「バーガーキング 大阪ベイタワー店」と「バーガーキング 阪神尼崎店」に続く3店舗目として、地域の皆さんと共に新たな雇用の機会を創出していこうとしています。
障がい者雇用の現状
現在、日本には約1500万人の障がい者が「就労困難者」とされています。これにより、彼らは就業機会を奪われ、社会から孤立してしまうことが多いのが実情です。檸檬会では、こうした問題に対して具体的な解決策を模索しており、たとえば低賃金や労働条件、障がいに対する理解不足など、さまざまな課題に取り組んでいます。
「バーガーキング イオン貝塚店」の特徴
この新たな店舗では、障がい者が最低賃金以上の収入を得られるよう、就労継続支援A型事業所として運営されます。障がいのある方々が企業と雇用契約を結ぶことにより、安定した収入が保障される仕組みです。
さらに、店舗は大手飲食チェーンのフランチャイズに加盟することで、安定した経営と業務習得しやすい環境を確立。各従業員が持つ能力を最大限に発揮できるよう、職務は細分化され、個々に合わせた支援が行われます。
店舗詳細
- - 名称:バーガーキング イオン貝塚店
- - 所在地:大阪府貝塚市地蔵堂74-2 イオン貝塚 1階
- - 営業時間:10時~21時(ラストオーダーは20時)
- - オープン日:2025年2月28日10時
- - 利用者定員:18歳以上の方、20名
檸檬会の取り組み
檸檬会は「なんだろうのその先へ」を合言葉に、子どもから大人までが主体的に学び、対話しあえる環境を整備。現在、事業内容は多岐にわたり、保育施設の運営から教育事業、さらにはグループホームや障がい者雇用への取り組みまで、幅広く展開されています。
2023年には、奈良県に総合コミュニティ「ソーシャルインクルージョンヴィレッジ」をオープンし、世界中の人々が共に働き、学び、遊び、暮らすことができる場所を提供することを目指しています。
檸檬会は、今後も障がい者福祉における新たな価値を生み、社会全体でその活動を推進するため、さらなる店舗展開やプログラムの充実を図っていくでしょう。