直島の新展示
2024-06-28 14:54:46

瀬戸内海の島々で現代アートを体感!ベネッセアートサイト直島に新たな魅力が誕生

瀬戸内海の島々を舞台にした現代アートの聖地、ベネッセアートサイト直島に、新たな魅力が誕生しました。



2024年6月15日(土)より、ベネッセハウス ミュージアムにて、シンガポール・ビエンナーレでベネッセ賞を受賞したアーティストたちの作品が展示されています。

本村地区の家屋「またべえ」も展示空間として活用され、この場所のために新たに構想・制作された作品が6月21日(金)より公開されています。

ベネッセ賞は、1995年にスタートした賞で、現代社会や環境問題など、私たちの生きる時代への問いを投げかけるような作品を制作するアーティストを顕彰しています。2016年からシンガポール・ビエンナーレでの受賞アーティストに授与されており、今回の展示では、第11回から13回の受賞者の作品が紹介されています。

ベネッセハウス ミュージアム:空間との融合が生み出す新たな表現



ベネッセハウス ミュージアムでは、パナパン・ヨドマニー、ズル・マハムード、アマンダ・ヘン、ヤン・ヘギュの4名の現代アーティストが、直島の人々の協力のもと、空間と一体となった作品を展示しています。

特に注目すべきは、アマンダ・ヘンの写真シリーズ「もうひとりの女」です。この作品は、女性の地位や家庭内での役割の変化を背景に、母親との関係性の葛藤と再生を描いています。2023年に新たに撮影された作品は、母親の死を経験したヘンの深い思いが感じられます。

「またべえ」:昼と夜で異なる表情を見せるインスタレーション



「またべえ」では、ヤン・ヘギュとアピチャッポン・ウィーラセタクンが初めて共同制作したインスタレーション「Ring of Fire - ヤンの太陽&ウィーラセタクンの月」が公開されています。

この作品は、昼と夜で異なる表情を見せるのが特徴です。日中は、ヤンの彫刻作品が、太平洋の火山帯(リング・オブ・ファイヤー)の地殻変動データを基に、光や音、回転、振動によって地中深くの見えない動きを表現します。日没後は、ウィーラセタクンの映像や照明、サウンドが加わり、記憶や歴史、自然と人間の関係性を深みのある映像で表現します。

現代アートと自然の融合が生み出す新たな体験



ベネッセハウス ミュージアムのペインティングルームでは、ジャン=ミシェル・バスキアやサイ・トゥオンブリーなど、ミュージアムのコレクション作品も展示されています。

多様な作品を通じて、現代アートと自然の融合が生み出す新たな世界観や、現代社会における「よく生きる」とは何かについて、深く考えるきっかけを与えてくれるでしょう。

ぜひ、直島を訪れて、現代アートと自然が織りなす特別な空間を体感してみてください。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。