三井住友ファイナンス、FDUAアワード2025特別賞受賞
三井住友ファイナンス&リース株式会社(SMFL)は、一般社団法人金融データ活用推進協会が主催する「FDUAアワード2025」にて、特別賞(人材育成)を受賞しました。この賞は金融データの活用を高め、業界全体の進化を目指すために創設されたもので、今年が初開催となります。受賞の背景には、SMFLの「内製BIプラットフォーム構築を通じた実践的なデータ活用人材の育成」があります。
受賞理由とプロジェクトの目的
SMFLは、業務で扱うデータが多様な部門に分散し、各担当者による属人的な管理が課題となっていました。そこで、全社的にデータの活用を促進するための基盤として内製BIプラットフォーム「Intelligence Hub」を構築。これにより、データの管理と活用の効率化を図ることが狙いです。
オレンジ担当部門は2023年度より「データ活用推進期間」とし、全社員を対象とした人材育成に注力。具体的には、データビジュアライゼーションやデータベース言語(SQL)の習得を促し、データ活用の自主性を育てています。これにより「データ作成の効率化」「担当業務に合ったデータ抽出」「属人化の解消」といった目標を掲げています。
業界初の栄誉とその後の展望
今回の受賞はSMFLにとって大きな成果であり、プラットフォーム構築と人材育成が高く評価された証です。さらにこのプロジェクトは、公益社団法人企業情報化協会が主催する「2024年度IT賞」においても「IT奨励賞(トランスフォーメーション領域)」を受賞しています。
今後、SMFLは「Intelligence Hub」と生成AIを組み合わせ、新たなビジネスチャンスや戦略的経営を促進する計画です。このAI技術を用いたデータ分析から得られるインサイトは、新規ビジネスの創出や営業活動の効率化にも寄与する見込みです。
データマネジメント部の役割
本プロジェクトを推進したデータマネジメント部は、さまざまなデータ領域の専門家で構成されているスペシャリスト集団です。SMFLグループとしてデータ活用を進め、データとAIを通じて社会に貢献しようとしています。データドリブン経営を実践し、お客様や社会基盤の構築に向けて幅広く活動しています。
このように、三井住友ファイナンスの取り組みはただの技術革新に留まらず、組織文化の改革を通じて未来志向の経営戦略を推進しています。今後の展開にも非常に期待が寄せられています。