パーソルグループ、2025年度新入社員が入社式を迎える
東京に本社を構えるパーソルホールディングス株式会社は、2025年度の新入社員入社式を開催しました。本イベントには、パーソルグループの38社の中で新卒採用を実施している19社から、約2,000名の新入社員が参加しました。彼らは新たなスタートを切り、グループのビジョンである「はたらいて、笑おう。」について深く考える時間を持ちました。
グループビジョンと理念体系
社長の和田孝雄氏は新入社員に向けて祝辞を述べ、彼ら自身の「はたらいて、笑おう。」を実現してほしいとメッセージを送りました。同社の経営理念は「雇用の創造、人々の成長、社会貢献」であり、これは創業者である篠原欣子氏の経験から生まれたものです。
篠原氏は、約50年前に海外で女性が活躍する姿に刺激を受け、日本でも女性が力を発揮できる場を作りたいという思いから、パーソルグループの前身となる企業を設立しました。この経営理念は、社員一人一人が大切にすべき価値観や行動指針を基盤にしており、すべては「理念体系」として整理されています。
新入社員への期待
和田社長は、入社当初の自身の経験を踏まえながら、新入社員に課題に挑戦する姿勢を求めました。「失敗を恐れず、積極的にチャレンジしてほしい。先輩や上司は全力であなたを支えます」と、温かい励ましの言葉を贈りました。彼は、自らも数々の挫折を乗り越えながら成長してきたことを振り返り、新入社員にも多くのことを学ぶ機会が待っていることを強調しました。
新入社員は、それぞれの「はたらいて、笑おう。」を体現し、自分の道を歩んで行くことが期待されています。入社式の後、彼らは自身のビジョンと会社の理念について考える機会をもらい、社内でのつながりを深めるためのプログラムも用意されました。
パーソルホールディングスについての概要
パーソルホールディングス株式会社は、1973年に創業以来、人材派遣や人材紹介、アウトソーシングなど多岐にわたる事業を展開してきました。2008年に持株会社体制を取り入れ、2017年には現在の社名に変更された経緯があります。東京証券取引所のプライム市場にも上場しており、2024年3月期には1兆3,271億円の売上収益を計上しています。
さらなる展望
パーソルグループは「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げ、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。人材派遣サービスや転職サービス、さらには新しいビジネスモデルの開発に注力し、企業としての社会的責任を果たす姿勢を大切にしています。これからも、グループとしてのシナジーを活かし、より良い働き方を追求し続けることでしょう。