神村酒造が二冠受賞!
2023-12-05 11:17:10

沖縄の泡盛文化を支える神村酒造、二冠の栄誉に輝く!

沖縄の誇り、神村酒造の快挙



沖縄の伝統的な酒文化を担う泡盛が、この度、注目の賞を二つ受賞しました。神村酒造は、「暖流3年古酒」により「沖縄県知事賞」と、ブレンド技術の優秀さを称える「泡盛ブレンダー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、泡盛の魅力を再確認させる出来事となりました。これらの受賞は、泡盛の品質向上と製造技術の進化を目指す鑑評会、つまり「令和五年度泡盛鑑評会」において達成されたものです。

この鑑評会は、沖縄の地場産業としての泡盛製造業の発展を目指して、1972年から毎年行われており、今年で51回目を迎えました。すでに確立した品質評価方法と理化学分析によって選ばれた泡盛は、官能評価での審査を経て、その品質が優れたものであると認められたもののみが表彰されます。

「暖流」の誕生と進化



泡盛の将来を憂いつつ、「沖縄の文化を守りたい」という思いからスタートした神村酒造は、戦後の厳しい時代を経て、1968年に「暖流」を誕生させました。この泡盛は、ウィスキーと泡盛の良さを両立させるための試行錯誤の末に生み出されたもので、泡盛文化の復活を目指すものでした。三代目社長の神村盛英氏のビジョンは、今や多くのファンに支持されています。

「暖流3年古酒40度」は、その独自の貯蔵方法で、オーク樽貯蔵の古酒にこだわり抜いており、バーボン樽を使用することで特有の香りを引き出しています。この柔らかい甘さと香りは、泡盛愛好者の心を掴む要素の一つです。

受賞者の声



受賞による喜びを語るのは、泡盛ブレンダー・オブ・ザ・イヤー受賞者、渡久地洋平工場長です。彼は、「同じ気持ちを持っていた造り手の仲間たちとともに喜びを分かち合いたい」とコメントしました。また、受賞日が本人の誕生日と重なったこともあり、特別な意味を持つ日となりました。このように、受賞は彼自身だけでなく、会社全体にとっての大きな喜びです。

未来を見据えた取り組み



神村酒造の代表取締役社長、邪里迅志氏は、受賞後の感慨を次のように述べました。「暖流が55周年を迎えたことを通じて、ブランドの再構築に取り組んできました。新しいラベルデザインやボトルデザインは、より多くの人々に泡盛の魅力を伝えるための第一歩です。」

さらに、神村酒造はファンとの関係を大切にし、泡盛がもたらす喜びを広めることを目的とした取り組みを強化しています。泡盛好きな人たちにとって、神村酒造の製品は、文化を感じさせるだけでなく、心温まる体験を提供することでしょう。

結び



沖縄の泡盛文化は、神村酒造などの事業者によって守られ、育まれています。二冠受賞はその文化や伝統に絶えず情熱を注ぐ事業者たちの努力の賜物です。今後も、泡盛が沖縄の文化とともに成長していくことを期待したいですね。これからも神村酒造の新たな動きに注目しながら、泡盛を楽しむ時間を大切にしていきましょう。

会社情報

会社名
有限会社神村酒造
住所
沖縄県うるま市石川嘉手苅570
電話番号
098-964-7628

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