日本のものづくりを世界へ!越境ECサービス『てとてLinks』のご紹介
日本国内のものづくり企業の海外進出を支援する越境ECサービス『てとてLinks』が、2026年1月15日より始まります。このサービスは、大阪に本社を置く菊水産業株式会社と株式会社ワサビの共同事業によって、煩雑な海外発送手続きや多言語での出品作業を代行し、日本の優れた製品を世界へ届けることを目的としたものです。
1. 背景と狙い
近年、日本の地場産業や伝統工芸品が海外での注目を浴び、その売上高も上昇傾向にあります。しかし、特に中小企業や個人事業主の多くは、海外への販路開拓に多くの課題を抱えています。コンプライアンスや国際発送手続きの煩雑さ、さらには多言語での対応が必要なため、これらが障壁となっているのです。そこで、菊水産業は株式会社ワサビと協力し、「てとて」を設立。そして、『てとてLinks』を立ち上げました。
2. 『てとてLinks』の特徴
『てとてLinks』の最大の魅力は、何と言っても簡単さです。事業者は、製品を国内の指定倉庫へ発送するだけで、複数の海外ECモールに同時に出品が可能になります。このプロセスを合理化することで、時間と労力を大幅に削減し、より多くの海外ユーザーに製品を届けることが実現できるのです。
2-1. 同時出品の利点
一度の作業で、現在は元々最大で4つの主要ECモールに同時出品できる仕組みとなっています。今後、対応モールの拡大も計画されており、最大8社までの連携が予定されています。
2-2. 海外発送の簡略化
煩雑な国際配送手続きも当社が代行し、事業者は商品を国内の指定倉庫に送るだけで、海外のお客様への発送が完了します。また、小ロットからの販売にも対応しており、小さな試行錯誤を楽しむ感覚での海外進出も可能になります。
2-3. 統合管理システムへのアクセス
基盤には、ワサビが開発した国内外EC統合管理システム『WASABI SWITCH』が活用されています。このシステムにより、出品作業や在庫管理、多言語の商品ページ作成が一元化されます。それにより、限られたリソースでも運営が可能になります。
2-4. 初期費用0円の魅力
通常、海外販売の際の初期コストは高くなる傾向がありますが、『てとてLinks』では基本的な初期費用が全くかからないため、初めての事業者でも安心して利用できます。小規模でのスタートを希望する事業者にとっても理想的なサービスと言えるでしょう。
3. リリース記念キャンペーン
サービス開始に合わせて、商品登録代行サービスを実施します。このキャンペーンでは、申し込み後には当社のスタッフが最大3商品分の登録を代行してくれるため、初めての方でもスムーズに始めることが可能です。
4. 今後の展望
『てとてLinks』が提供する新しい越境ECの形は、日本のものづくり企業が世界での競争に参加するための強力な武器となるでしょう。最初のステップを踏み出す事業者と共に成長し、世界で競争力を持つ環境を築くことが私たちの目指すべきゴールです。菊水産業の代表、末延秋恵氏は、「世界で認められる場を提供したい」と熱意を語りました。日本の独自のものづくりを、世界中の人々に届けるお手伝いをしたいと考えています。